鯉のぼりは風の遊園地
小原和紙の展示館「和紙のふるさと」で開催中の
日本文化「伝統と現在」帰国展に行く途中
天空を泳ぐ鯉のぼりの群れを発見。
灯台もと暗し
世界的な中国人アーティスト蔡国強が今のようにブレイクする前
名古屋市美術館で作品を見たことがある。
既に名は知られていたが衝撃的なインタレーションで
言葉を失ったことを今も覚えている。
後にテレビの「中国大紀行」で
「回族」の民が激流の黄河を渡るのに
羊の皮で作った筏で渡って行くのを見て絶句!
蔡国強のインスタレーションを構成していたのが
この生活の道具とわかったからである。
蔡国強を例にあげたが灯台もと暗し。
民藝と同じで日常的に機能しているものは
洗練された美と力が備わっているものが多い。
鯉のぼりもそんな日本美の一つで
私たちには見慣れた光景だが
これほど軽やかに楽しく風を形にするアートは
他にないのではないか。
もし、ニューヨークやベルリンで
北野武か村上隆(知名度の利用は効果倍増)が
鯉のぼりのインタレーションをしたらどうか。
風の遊園地「コイノボリアート」の名で
ニュースが世界を巡るのは想像に難くない。
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