今日の紙面から/島森路子さんの訃報に思う
雨がシトシトと降り
蛙が鳴くと田植えの合図
情報も批評の時代
テレビ局などが
特定の番組の視聴率や聴取率を上げるために行う
宣伝・広告活動を「番組宣伝」、略して「番宣」と言うそうだ。
美術館やコンサートホールが
ポスターや印刷物でPRするのと同じマーケティングの一種だが
公共の電波を巧みに使って宣伝するからフェアではない。
こんな横暴が許されるのなら情報操作も簡単。
そう言う意味で言えば『広告批評』が
2009年4月、創刊30周年記念号で休刊したことも痛い。
そんなことを漠然と思っていたら
今朝の朝刊が『広告批評』元編集長の
島森路子さんの訃報を伝えた。
4月24日朝日新聞より転載
広告がネットなどの情報のツールに変化したことを思えば
『広告批評』の休刊は賢明な判断だったが
問題は批評のない情報の氾濫。
「悪貨は良貨を駆逐する」の例を持ち出すまでもなく
良質な文化の芽を摘みかねない。
情報も批評の時代
『広告批評』から『情報批評』へ
島森路子さんの訃報を最後に
また一つ、時代は角を曲がった。
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