農村舞台アートプロジェクト開催中(7)

かとうさとる

2011年09月12日 09:56









~地域に息づく農村歌舞伎~
豊田市郷土資料館で特別展
       「歌舞伎の衣装と文化」






農山村の氏子の祭礼に農村舞台で演じられた農村歌舞伎とは何か。
現存する歌舞伎衣装や台本から、今に生きる農山村の文化の精神的源流を探る特別展。農村舞台アートプロジェクトとセットでお奨め。






■会期⇒9月17日(土)~11月27日(日)
■会場⇒豊田市郷土資料館
■問合せ⇒豊田市郷土資料館☎0565-32-6561





藤岡の歌舞伎衣装の一部(展示資料)






引幕が使われていた北一色町藤岡神社農村舞台



9月11日(日)
農村舞台アートプロジェクト


リレー個展2組「小原地区」最終日
■大坂町熊野神社農村舞台⇒加納恒・加納登茂美
■松名町蘆和神社農村舞台⇒青山良博・青山啓子
■小原田代町八幡神社農村舞台⇒稲垣陽子
リレー個展3組「稲武地区」公開制作
■野入町神明神社農村舞台⇒伊丹靖夫
■川手町八幡神社農村舞台⇒加藤マンヤ
リレー個展4組「下山地区」制作準備
■阿蔵町須賀神社農村舞台⇒新宅雄樹
ストーリーテリング「下山地区」
■花沢町神明社農村舞台⇒ストーリーテリング

私は若手作家の新宅君の対応が心配で阿蔵町須賀神社農村舞台へ
途中ガソリンの給油ランプが点滅しはじめたがそのまま阿蔵に急いだ。
これが最悪の判断で、スタンドがない
ようやく見つけたスタンドも日曜休みで真っ青
なんとか国道301に戻って給油したがみなさんもご注意を。







私が「阿蔵町須賀神社農村舞台が心配」と言ったのは
祭礼道具の収蔵庫を兼ねているため
①スペースの確保の方法
②片づけ過ぎると「角を矯めて牛を殺す」危険性があるため
の二つ。





天井の太鼓は市の有形文化財「阿蔵の念仏踊り」に使う太鼓
心配した展示プランだが、舞台の構造を取り込んだ構想を持っているとのことで安堵。新宅君がこの空間をどのように異化するのか当日が楽しみ。





阿蔵の念仏踊り



東日本大震災から6カ月
旅の一座のような
ベリーダンサーたちの無言の背中に
膝が音を立てて崩れた






夜はストーリーテリングを観る予定をしていたが、デスクワークが貯まっているため断念。とりあえず、スタッフにあいさつをと、花沢町神明社農村舞台に立ち寄った。写真はこの春、目視調査で撮影した舞台の全景。





事務局から「舞台を直した」という話を聞いたが
目視調査から日も発っていないため半信半疑で参道を登った。





地元(花沢町)ではもともと修繕工事の計画はあったそうだが
ストーリーテリングの開催に合わせて修繕を前倒し
傾いていた回り舞台のお盆も見事に復活






スタッフはまだ来ていないとのことで
ストーリーテリングに出演するベリーダンスのメンバーにご挨拶





豊田スタジアムのミスチルが動員する7万人と
ストーリーテリングに足を運ぶ150人

比較は野暮のためしないが
東日本大震災から6カ月
旅の一座のようなベリーダンサーたちの無言の背中が
眩しくて膝が音を立てて崩れた。













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