2009年11月15日

NHKで「不思議と癒しの里山アート」を見た


これ以上説明はしたくない

毎週土曜日放映しているNHKのドキュメンタリー番組、ワンダー×ワンダー「不思議と癒しの里山アート」を見た。ワンダー×ワンダーは、自然・文化・紀行・人間ドラマなどをテーマに、HNKならではの映像と構成で、楽しみにしている番組の一つで、14日は大地の芸術祭をとりあげた。

番組は、一人去り、二人去り、老人一人になった旧川西町の大倉集落の空家の一軒一軒に、明かりを燈した近藤美智子さんの「HOME project」。過疎化が進む、長野県境の津南町足滝地区のほぼ全員のシルエットを、作品にした霜島健二さんの「記憶-記録」足滝の人々などなど、地元の人たちと現代アートの心の交流を、丁寧な取材で追った。

近藤さんの作品(№84)は近くまで行ったのに引き返してしまった。霜島健二さんの作品(№104)は、国道117号線に沿った長野県境の信濃川に架かる橋のたもとに案内看板が出ていたのを覚えている。長野道から入ると最初に見える看板で、いつも私を迎えてくれた。嬉しくて何度も立ち寄ろうとしたが、往路は先を急ぐため、復路は早く帰りたいため、そのまま車を走らせてしまった。そんな訳で残念ながら二作品とも見ていない。

衝撃を受けたのはそんなことではなく、関わったアーティストたちの瑞々しい感受性と人間性で、わが身の稚拙さが恥ずかしくなった。
これ以上説明はしたくない。


NHKで「不思議と癒しの里山アート」を見た


霜島健二さんの「記憶-記録」足滝の人々 は、2006年に制作したものを、集落の人たちの希望で再設置したとのことだが、時間が作品に新たな生命を与えていた。写真は2006年版公式図録より転載した。


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Posted by かとうさとる at 02:22 | Comments(0) | 大地の芸術祭「蓬平いけばなの家」
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