2015年01月20日

フランス週刊紙の風刺画について雑感













フランスの週刊紙
「シャルリー・エブド」が14日
銃撃事件後初めて発売したし特別号で
連続テロの引き金となった
ムハンマド風刺画を再掲載




フランス週刊紙の風刺画について雑感

  ムハンマド風刺画の背景と問題を取り上げた
  昨夜のNHKニュースWEB
  切込みがイマイチで物足りなかったが
  案外この問題の微妙さをついていたのかも


  

波紋が広がるのは自明の理で
日本のメディアも
表現の自由か
信仰への冒涜かの狭間で
掲載(配信)するか否か
割れた



フランス週刊紙の風刺画について雑感


  1月18日発行の朝日新聞より転載


この問題は
一見して文化摩擦のように見えるが
現代社会の負の遺産が複雑に絡んでいるため
軽々に口にするには憚れるが
こんな時は立場を変えてみるのも一考


昨年9月、同じフランスの週刊紙
「カナール・アンシェネ」が
2020年の東京五輪開催と
福島第1原発の汚染問題を絡めた
風刺画を掲載した記事を
覚えている人もいるのではないか


腕や足が3本ある力士が
相撲をとっており
防護服姿のリポーターが
「フクシマのおかげで
相撲が五輪競技になった」と
中継している風刺画で
日本政府が不適切と抗議したのは当然


テロは論外だが
比較的寛容な私でも
不快に思ったぐらいだから
ムハンマドを冒涜する風刺画が
イスラム教徒の心をどれほど傷つけたか
想像に難くない


表現の自由も限度を越えれば
自由という名のパワハラにしかず

正解が液状化して答えのない時代の答えを
どこに見出すのか

隣国の問題を含めて
小田原評定と笑われても
愚直な意見を交しつづけるしかない




フランス週刊紙の風刺画について雑感


  1月20日発行の朝日新聞より転載
  パレスチナ自治政府の議長という立場を考えれば
  苦渋の選択だったと思うが
  正解のない時代の見識で拍手

  疑問に思うのはパレスチナ問題など
  個人が行えばテロ
  国家が行えば武力による政治的決着で
  その違いがよくわからん



実は今週の金曜日に発行される
地元紙のコラムの前書きで
『3日に放送されたNHK「初笑い東西寄席」に
出演した爆笑問題の政治ネタを
番組スタッフが没にしたらしいが
笑う門には福来る
風刺は社会が健全の証
何に気を使っているのかよくわからんが
困ったものだ』
と書いて出稿した


書いたものは消せないが
私が言う風刺は川柳や狂俳など
名もない人のささやかな抵抗で
粋とエスプリ
西洋の啓蒙する風刺とは一線を
画しているつもりで
ご容赦を









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Posted by かとうさとる at 15:51 | Comments(0) | らくがき帖
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