2014年02月11日

中馬のおひなさん始まる






♪~あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひな祭り~♪




中馬のおひなさん始まる


国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている
豊田市足助町で「中馬のおひなさん」が始まった



中馬のおひなさん始まる

    黒い板壁と白壁のコントラストが美しいマンリン小路


中馬の名の由来

足助町は紅葉の名勝香嵐渓でよく知られているが
三河と信州を結ぶ伊那街道の要衝として発展した商家町で
足助に集められた各地の塩は新しい俵に詰め直され
足助塩(ブランド)として信州に運ばれた

伊那街道(信州側は三州街道)は「塩の道」「中馬街道」「善光寺街道」などの
愛称で呼ばれることが多いが、それぞれに意味と歴史があり名は大事


「中馬」はこの物流を運ぶ馬稼ぎの同業者が作った組合の名で
信州の飯田では「出馬千疋入馬千疋」を数えたというから
今で言えば出て行くトラックが千台
入ってくるトラックが千台を数えたといえば
その繁栄ぶりが理解できるのではないか


中馬のおひなさん始まる


中馬のおひなさん始まる

    2014年2月9日中日新聞より転載

中馬のおひなさんは
この中馬の商家町として栄えた
足助の家々に伝わる土びなや衣装びなを飾って
みんなで雛の春を祝おうというもの



町中がおひなさんでおもてなし


中馬のおひなさん始まる


中馬のおひなさん始まる


中馬のおひなさん始まる


写真では「中馬のおひなさん」のスケール感を伝えるのは難しいが
約140軒の商家や民家におひなさんが飾られ
古い町並み全体がおひなさんのギャラリーになったみたい
といえば、その華やかさが想像いただけるのではないか

美味しい和菓子や懐かしい駄菓子もよりどりみどり
昭和30年代にタイムスリップしたみたいで
後でアップする三州足助屋敷とあわせてお薦め

アクセスは

中馬のおひなさん始まる

    足助町並み散策ナビパンフレットより転載


中馬のおひなさんは3月9日(日)まで


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Posted by かとうさとる at 01:15 | Comments(0) | とよたの文化
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