2013年04月18日
人生の三叉路
先ずは
石畳の足湯に浸かって
軽くリハビリ
持病とはいわないが時々偏頭痛や左脚にチカッとした
痛みがくることがある。
いまがその周期だが鎮痛剤で治まるため
熱がある予兆だと勝手に決めているが少し心配。
まだまだ「やりたいこと」が残っているため
昨日、思いきって行き付けの内科医の扉をあけた。
「診た限りでは異常はないが
念のため血液検査をして原因を調べてみるので
もう一度来て」と医師
この歳になれば
どこか不具合の一つや二つはあって普通
今朝も鎮痛剤を服用。
先ずは石畳の足湯に浸かって軽くリハビリ
帰路はぶらりぶらり
県道瀬戸設楽線「戸越峠」
峠の向こうは瀬戸市「赤津」
北一色から石畳にかけて瀬戸の空気感を感じる理由がわかった
北一色から石畳にかけて瀬戸の空気感を感じる理由がわかった
石畳の足湯から車で10分ほど。
尾張と美濃と三河の三つの国にまたがることから
三国山の名のついた三国山と猿投山の狭間を
うねるように走る県道瀬戸設楽線の峠が「戸越峠」。
戸越峠の坂道を右に左にハンドルを切って登っていくと
瀬戸市の看板が。
昔、小原和紙の小川喜数先生から小原和紙の黎明期
初めて瀬戸の美術展に出品したエピソードを聞いたことがある。
「展覧会が終わって自転車で戸越峠まで登ってくると真っ暗で
月明かりを頼りに帰ったが涙が出てきた」と小川先生。
ローマは1日にして成らず
私たちはもっともっと
賢人の無言の背中に学ぶべきではないか。
私の秘密基地にしたいため
場所は内緒
県道瀬戸設楽線を戸越峠でUターン。
飯野八兵衛ゆかりの藤岡飯野の宗林寺の近く
遠い昔に見たような情景に誘われて
思わずハンドルを切って山中へ。
写真では写っていないが
山桜がハラハラ舞ってしばし見入ってしまった
山桜がハラハラ舞ってしばし見入ってしまった
猿投山のビュースポットは
私なりに把握しているつもりでいるが
原生林の雰囲気を感じさせる佇まいは他に比類がなく
しばらくは私の秘密基地にしたいため内緒。
また、余談に逸れるが
中川幸夫が「神話」になる少し前
我が家に泊まったことがある。
朝、私が起きると先生は既にベランダに出ていて
「かとう君、いま海外の美術館を観たいと言えば
みんなが行かせてくれる。
有り難いことだが、素晴らしい芸術に感動するだけ…
こんなチャンスが10年前にあったら
と、思うと僕は悔しい」そんな意味の独りごとを話しはじめた。
意外な展開だったため
その時の光景を昨日のことのように覚えている。
レベルも意味も違う!と笑われるが
今の私は野山の美しさに感動するだけで手も足も出ない。
老いたのか、スランプなのか分からないが
人生の三叉路にさしかかっていることは確か。
Posted by かとうさとる at 21:14 | Comments(0) | フォト歳時記