2016年07月25日

農村舞台で紙芝居形式の村歌舞伎に挑戦!









間もなくアートの祭典
あいちトリエンナーレが開幕








「あいち」の説明は省くが
チケットは名古屋、豊橋、岡崎の
三会場にいつでも何度でも入れる
フリーパスがお薦め






  7月6日朝日新聞より転載



  7月6日中日新聞より転載


アートも生物多様性の時代

余談に逸れたが
あいちトリエンナーレが
巨大なクジラとすれば私が関わっている
農村舞台アートプロジェクトは
小女子のようなもので比較にならないが
アートも生物多様性の時代


山椒は小粒でも「あいち」に負けていない

プロジェクトの概要は
印刷物が刷り上がり次第アップするが
イチオシのプロクラムが
足助地区の怒田沢町諏訪神社農村舞台
寶栄座の奉納興業で
山椒は小粒でも「あいち」に負けていない







  寶栄座は、隣接する奥三河の設楽町田峯観音や
  映画「大鹿村騒動記」で全国区になった長野県南信州の
  大鹿村の農村舞台と同じように、楽屋が併設された本格的な
  地芝居小屋の形式を持つ市内唯一の舞台で廻り舞台も使える



  寶栄座の村歌舞伎復活を報じた31年前の新聞記事
  (1985年9月3日発行中日新聞より転載)


  記事にあるように一時的に復活した村歌舞伎も
  少子高齢化など時代の流れの中で
  集落の村歌舞伎は絶えてしまったが
  伝統は萩野小学校の「萩野子供歌舞伎」に引き継がれ
  萩野自治区の誇りとなっている


どのような立派な舞台でも使わなければ痛み
力を失ってしまうが、大事に使えば使うほど
パワースポットとして舞台に命が宿り
地域の活力の源となるのは自明の理


で、計画されたのが多様な芸能を奉納し
寶栄座の底力を見せてやろうじゃないか!
というアートフェス


内容は
1 農村舞台で紙芝居形式の村歌舞伎
2 クラシックとモダンバレエの奉納ライブ
3 奉納餅投げ
4 奉納展示(かとうさとる)
5 農村舞台入門ワークショップ
と多彩


と言っても
一度廃れた地芝居を復活させるのは至難の業
しかし台本を読んで聞かせるセリフ芝居なら
昔取った杵柄できるのではないか

そんな考えから想を得たのが
紙芝居形式による村歌舞伎で
怒田沢歌舞伎連のみなさんが
再結集して挑戦

内容はプロジェクターによる原画の映像と
クラシック音楽と役者のセリフの
コラボレーションで
構成は私かとう(いい度胸しているよね)


外題はこちら
絵本太閤記十段目「尼ヶ崎閑居の場」↓






  絵本太功記は、織田信長と明智光秀、羽柴秀吉をモデルに
  光秀の謀反から滅亡までを一日一段、全十三段に構成
  文楽では全十三段を通して上演するが
  歌舞伎では十段目「尼ヶ崎閑居の場」だけの上演が多く
  「太功記十段目」を略して「太十」と呼ぶ


図書館で歌舞伎の本を借りて
勉強をしているが所詮付け焼刃

調べれば調べるほど怖くなるが
巨大な「あいち」に立ち向かうには
多少の向こう傷は覚悟の内

詳しくは後日また
  


Posted by かとうさとる at 04:37 | Comments(0) | 農村舞台