2016年03月18日
平戸橋考「文化は市民の育てる力」
3月18日発行の矢作新報より転載
「ぶんかの定点観測」は地元紙の
矢作新報に月イチで掲載しているコラム
待てば海路の日和あり
平戸橋について
江戸時代後期の漢学者永田蘭泉は
矢作川の名勝「波岩」を衣里八景に詠み
昭和初期には愛知県新十名所の一つに
選ばれているがただの景勝地ではない
詳しくはコラムに記しているため省くが
私は職を辞する前
この平戸橋一帯の理想形を
6つのゾーンに分けてプランニング
友人で平戸橋在住のデザイナー
吉田稔さんに31枚のイメージ画を依頼
置き土産にしたことがある
例によって(笑)
個人プレーで
日の目を見ることはなかったが
待てば海路の日和あり
この春、古陶磁研究家で
名誉市民の故本多静雄さんの旧邸が
「民芸の森」として整備され
公開されることになった
4月2日(土)・3日(日)には
イメージ画に描かれたように
狂言「井戸茶碗」も上演されるというから
正夢で楽しみ