2015年09月08日

岡本太郎「 明日への神話」再訪













昨日はFの会の協議のため
豊田新線の始発で東上


協議の内容は後日改めて記すが
改めていけばな仲間の大切さと
役割を重さを痛感






  Fの会は1997年に東京を中心に
  現代いけばなの第一線で活躍する
  同人13人で設立されたいけばなグループ

  写真は2002年8月
  日暮里サニーホールのFの会展で撮ったものだが
  不思議なことに同人全員で撮ったのはこの一枚のみ

  前列左は現代いけばなのカリスマとして
  時代の扉をひらいた故千羽理芳先生(合掌)  
  後列左から5人目がFの会代表で
  いけばな界のレジェンド下田尚利先生


久しぶりに「 明日への神話」とご対面


Fの会のあとは
美術館巡りなど東京を散策するのが
パターンになっているが

さすがに昨日は
農村舞台の準備があるため
渋谷駅で岡本太郎の「明日への神話」を見て
早々に豊田へ直帰






  原水爆をモチーフにした「明日への神話」は
  岡本太郎の最大で最高傑作の一つと称えられている巨大壁画
  (幅30メートル、高さ5.5メートル)

  この巨大壁画はメキシコのホテルのロビーを飾るため
  1969年に完成したがホテルは開業前に倒産

  壁画は建物から剥がされ、長い間行方不明になっていたが
  岡本太郎の養女となった岡本敏子さんらの懸命の捜査によって
  2003年、メキシコシティの郊外の倉庫で34年ぶりに
  奇跡的に発見
  
  その後修復作業が施され
  被爆地である広島市や「太陽の塔」のある吹田市などが
  誘致に名乗りを挙げたが
  2008年11月渋谷駅に隣接する
  マークシティ内連絡通路に設置された

  岡本太郎が逝去したあと
  手だてのないメキシコに一人で渡り
  「明日の神話」を探し出した岡本敏子さんの
  岡本太郎に対する献身的な愛は
  ただただ頭が下がるばかり  


Posted by かとうさとる at 16:00 | Comments(0) | いけばなから