2015年06月02日

黄色いカサブランカが居間で開花










妻有の手土産はへぎ蕎麦と
津南のカサブランカと決めていた



まもなく新潟で国内最大規模の国際展
越後妻有アートトリエンナーレ2015がはじまる
過去形になるのは寂しい話だが
私たち現代いけばなの作家集団「Fの会」も
2006年から2012年まで出品させていただいた

下見した年を含めると
10年余にわたって我が家に帰るように
妻有に通った

あの場所
この場所
あんなこと
こんなこと
あの人
この人
徹夜で走った長野道と千曲川の朝焼け
通いなれた道も最後になる予感にルートを変更
秘境「遠山郷」越えの山中で野猿に囲まれたことも…

時間がいくらあっても足りないため省くが
妻有の手土産はへぎ蕎麦と
津南のカサブランカと決めていた




咲くまで待とうカサブランカ
ところが…



こんなことを思いだしたのは
一昨日、手土産にいただいた路地モノの
黄色いカサブランカ





  花:黄色いカサブランカ、アンスリウムほか
  器:黒陶
  場:自宅居間



いただいたときは蕾だった
「咲くまで待とうカサブランカ」と
黒陶にバサッと挿したが
一晩で開花

なにもないけど
「いけばな」とともにある日々に感謝



  


Posted by かとうさとる at 15:54 | Comments(0) | 花日記