2014年02月07日

初めてあんぽ柿を食べたが美味で目から鱗










見た目は黒くて少しグロテスクだが
ジューシーで柿羊羹みたい





過日、小田木人形座準備会の例会で
地元の市議会議員の三江さんから
手土産にあんぽ柿をいただいた

しばらく菓子器に入れていたが
お茶受けにしている市田柿がなくなったため
試しに一口食べてみた

見た目は黒くて少しグロテスクだが
ジューシーで柿羊羹みたい

味が濃密のたため
三口にぐらいに切ってお茶受けにすると
食感もよく合いそう


あんぽ柿の正体は蜂屋柿





  


Posted by かとうさとる at 03:31 | Comments(0) | らくがき帖

2014年02月05日

お釣り土場の藪椿がそろそろ見頃




名は体を表すというが



    お釣り土場は鮎釣りの一級ポイントとして昔から知られているが
    釣りキチが減ったのか(子どもの釣りキチは絶滅危惧種)
    川に何か問題があるのかかわからないが
    近年は竿を出す人も少なく寂しい


名は体を表すというが
地名の由来を推理するのは結構楽しい


で、お釣り土場の名の由来は

「お釣り」は魚釣りの好ポイントを意味し
「土場」は場所を表すと考えると答えが見えてくる

土場は川湊の意味で「問屋土場」
通称「越戸土場」からとったもので
つまり釣り師たちが「越戸土場」の付近一帯を
釣りの一級ポイントとして呼んだことに
由来するのではないか

ちなみに何人かの人に名の由来を訪ねたが
「昔から呼んどるけど由来は知らない」と
興味がないみたい


藪椿を愛でるなら
早春のお釣り土場がお薦め






    お釣り土場は平戸橋の下流
    越戸公園から平成記念橋あたりまでの
    右岸一帯の総称でウ―キングコースとしてもお薦め



死んだ子の歳を数えても仕方がないが

お釣り土場は
遠くは東濃地方にまで海産物を届けた越戸土場の遺構
流失した流れ橋の遺構



    職を離れるとき、前田公園一帯からお釣り土場一帯の文化資源と自然を
    トータルプロデュースしたプランニングを置き土産にしたが
    残念ながら絵に描いた餅としか理解されなかったようで少し残念
    挿絵は吉田稔さん
   
      


    越戸公園と対岸の古鼠水辺公園を一体化するため
    流失した流れ橋を吊り橋にして復元することを提案
   

対岸には材木問屋として栄えた百善土場の遺構
中馬街道の物流を支えた彦宗土場の遺構が残るなど
矢作川の水運の歴史を学ぶ野外博物館のようなもので
前田公園一帯からお釣り土場一帯を
観光資源としてトータルプロデュースすればいいのに
もったいない

  


Posted by かとうさとる at 17:39 | Comments(0) | フォト歳時記

2014年02月04日

平芝公園の紅梅が見頃・白梅はまだ蕾









紅梅は見頃










白梅は未だ蕾
見頃は例年並みの
2月下旬から3月上旬





梅は日本原産のように思われているが
元は中央アジア辺りが原産で
日本には奈良時代に中国から渡来

当時は白梅がほとんどで
紅梅が多く現れてくるのは平安時代になってから



梅は木肌も魅力



    個展「手探りの中から」シリーズでいけた梅(1983年)
    この壷は後に龍生派の吉村隆さんに譲渡したため
    龍生派の人は見覚えがあるのではないか


「難波津に咲くやこの花冬ごもり今は春べと咲くやこの花」は
季節の先触れとして咲く梅の花を詠んだものだが
冬ごもりの梅の木肌もまた魅力







  


Posted by かとうさとる at 20:40 | Comments(0) | フォト歳時記

2014年02月02日

わかっていても難しいことが多い








    落下した椿をガラスの皿にそっと浮かべる


先月20日に逝去した詩人の吉野弘に
「二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい」
という言葉ではじまる「祝婚歌」という詩がある

その「祝婚歌」に

「正しいことを言うときは

少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは

相手を傷つけやいものだと

気付いているほうがいい」


という一節がある

後悔先に立たずと言うが
わかっていても
これが難しい



  


Posted by かとうさとる at 23:32 | Comments(0) | 花日記

2014年02月02日

見に行きたいいけばな展










松井清志・田中美智甫二人展

なにもなにも
ちいさきものは
みなうつくし





松井さんと田中さんは関西の現代いけはなの砦を守る
実力派のいけばな作家

近年は二人の出発点となった嵯峨御流の古典を踏まえて
お生花に新境地をひらくなど
東京を中心に展開する現代いけばなとは
一線を画した作風で目が離せない

■期日/2月8日(土)・9日(日)
■会場/国登録有形文化財奥野家「ギャラリー桜の庄兵衛」
〒561-0881豊中市中桜塚2-30-35☎06-6852-3270
■連絡先/〒550-0014大阪市西区北堀江1-10-12
都市開発ビル411☎06-6532-7288



いけばな古流協会展



    東京に春を告げる古流協会展はスター作家も多く華やか


いけばなで江戸の粋を今に伝えるのが
一志軒今井宗普を始祖とする古流系の諸派





なかでも有力流派が一堂に介した古流協会は
江戸の粋を踏襲するとともに
同時代性いけばなの可能性をきりひらくなど
現代のいけばな界に大きな影響を与え続けている

■期日/2月12日(水)・17日(月)
■会場/松屋銀座8階イベントスクエア
■問合せ/古流協会☎03-5974-1323




東日本復興応援いけばな展
笑う花道にはふくきたる
平成いけばな抛入狂花展




現代いけばなの全国展開にエポックをしるしたのが
市制30周年を記念して開催したいけばなEXPOとた81

そのシンポジウムで美術評論家の中原佑介と峯村敏明の二人が
天才と評したのが長井理一さん





その長井さんが指導する古流いけばな池袋教室が
「笑う花道には福来る」と
またまたユニークな展覧会を企画

平成いけばな抛入狂花展のタイトルも人を食っているが
展覧会を所属する古流協会展にぶつけるなど
反骨心はいけばな界の歌川国芳の面目躍如
ここは見に行くしかない

■期日/前期:2月14日(金)~17日(月)
■会場/ギャラリー銀座陶悦☎03-3561-0790
■問合せ/古流いけばな池袋教室☎03-5955-7787

  


Posted by かとうさとる at 20:43 | Comments(0) | いけばなから

2014年02月01日

今朝は稲武から朝帰り







昨夜は小田木人形座準備会の例会に出席

小田木人形座の黎明期に活躍した
人形師青木文蔵の没後200年を目標に
■叢書小田木人形座の発行(2016年)
小田木人形座の愛知県有形民俗文化財指定50周年を目標に
■小田木人形座劇団設立(2017年)
東京オリンピック、旧稲武町80周年を目標に
■設立記念公演(2020年)
と目標を全員で確認


夜の更けるのを忘れて
みんなヒートアップ




    夏焼け温泉の源泉をパイプでひいた岡田屋の湯舟

「初めはみんな疑心暗鬼だったけど
こんなに盛り上がってくるとは夢みたい」と青木さん

「そうだよね、かとうさんに越後妻有でけしかけられた時は
まだ迷っていたけど、自分でもえらい変ったと思うよ」と山田さん

「かとうさん!稲武で家を探すから移っておいでんよ」と三江さん
などなど、夜の更けるのを忘れてみんなヒートアップ

ちなみに青木さんは人形師青木文蔵の家系の
親戚筋にあたるというから
小田木人形座の関係者は名乗り出ていないだけで
まだまだ他にもいるのではないか





稲武の朝はやはり寒い





国道153は蠟梅と南天の実が盛りで
花木ハンターの私には刺激が強すぎ











  


Posted by かとうさとる at 14:28 | Comments(0) | らくがき帖