2013年10月27日

女流モンド杯から目が離せない!















世の中何が起こるか
わからない



かって接待麻雀という言葉があったように
私たちの世代の男どもにとって
麻雀は社交術の一つだった

雀荘の卓を手配することと
花見の席を確保することはサラリーマンの新人研修のようなもので
笑ってしまうが、こんないい加減な研修でも
人材は育ったから良き時代だった

そんな麻雀ブームもいつか下火になり
麻荘の灯も一つ消え、二つ消え、男どもも高齢化した
誰もが絶滅危惧種と諦めた麻雀が今、若い世代
それも女性たちの間で静かなブームになっているというから
世の中何が起こるかわからない

誰もが見捨てた古いコンテンツの再生を仕掛けた
起死回生のマーケティングの勝利で学ぶことが多い



お洒落で
知的なゲームとして
復活した麻雀




    画像は現在MONDOテレビで放映中の女流モンド杯決勝戦より転写


火をつけたのはエンタメ系MONDOテレビで
佐々木寿人、滝沢和典らイケ面若手雀士と
和泉由紀子、宮内こずえ、二階堂留美・亜樹姉妹など
レースクイーン顔負け女性雀士が卓を囲みゲームを競う

先般もNHKラジオ「午後まり」のゲストに二階堂留美が出演
まだマイナーだが麻雀は茶の間に入り込み
お洒落で知的なゲームとして復活した

その麻雀プロリーグの大会で頂点に位置するのが
■女流モンド杯
■モンド杯(50歳以下の男子プロ)
■名人戦
の三大大会で
さらに三大大会の優勝者で競う「モンド王座決定戦」を加えて
四大大会とよんでいる



女流モンド杯に世代交代の嵐





決勝に進出したのは

女流実力ナンバーワンの和泉由紀子
アイスドールのニックネームがあるように
氷の刃のような雀風はシャープで小気味がいい

なかでも当時、実力ナンバーワンと一目おかれていた
大本命の故飯田正人を劇的な三倍満で破った
「モンド王座決定戦」は攻めた和泉に守った飯田
モンド杯史上ベストマッチで伝説





予選・準決勝をトップで通過したベテラン宮内こずえ
一事は女流モンド杯を連覇するなど頂点を極めた
ここ数年はスランプで哀しげな表情から
未亡人のようと笑い系にされたが見事に復活





女流モンド杯二度目の出場で初の決勝進出を果たした和久津昌
ガングロで○○のアマゾネスのニックネームがあるが
ゲスト解説で優しい一面を見せて意外





初出場で決勝進出した高宮まり
いま話題の女流プロで実力は?と見くびっていたが
ほれぼれするような勝負度胸で目からウロコ

決勝戦は二回戦で争われ
一回戦終了時点で高宮まりがトップ
二位が和久津昌
三位が宮内こずえ
強いものが必ずしも勝つとは限らないのが麻雀だが
和久津昌の捨て身の戦法にペースを乱された
和泉由紀子が最下位という予想外の展開

陽のあたる業界に才能が集まるというが
昨年、歴戦の男子プロを劇的な逆転劇で破って
王座についた魚谷侑未を筆頭に
フレッシュな才能が続出する麻雀に
かっての暗いイメージはない  


Posted by かとうさとる at 23:25 | Comments(0) | らくがき帖