2012年10月02日

「和紙のふるさと」で青山良博・啓子展はじまる













生きることがアート!


青山良博さんはバルブ経済に沸く日本を脱出
アメリカでフォトジャーナリストを目指したが
ジャーナリズムに限界を感じてパリ島に渡り
アトリエを兼ねたギャラリーを開設

日本・インド文化交流展巡回展などに出品
当時、バリで活動していた奥さんの啓子さんと結婚
以来、ユニットのアーティストとして活動を展開

帰国後は直島でギャラリーを開設
ぶらりと訪れた旧小原村に魅せられて移住
美術工房梛を構え半芸半農を営む

ざっと経歴を紹介したが
青山良博・啓子さんは風のようなユニットで
またいつか、ふらりと飛び立つかも知れないが
市内で初めてメッセージをもったアーティストの飛来で
とよたのアートシーンが面白くなってきた




その青山良博・啓子さんの
アーティストネームunit-NAGI
の展覧会が和紙のふるさと
和紙展示館ではじまった








チラシは青山良博さんの写真と啓子さんの絵を画像処理をしたミクストメディア


タイトルのALTERNATIVEMIND(オルターナティブマインド)は
自然を再考することで新たな精神を見出そうという作者のメッセージ







抽象的なタイトルに加えて作品は映像ミクスメディア
難解な現代アートを想像する方もいると思うが
二人とも根が素直でおまけに結構ユルイため
手作り感があって癒やされる

巨大化するアートの潮流に流されることなく
自然と共にあり、生活と共にある
二人のような身の丈に合った仕事は眩しい

本展は作者の世界観を通して
私たちにも見る側の思考を問いかけている

会期中には小原の四季桜も見頃になるため
四季桜狩りを兼ねてお出かけになってみてはいかが


○タイトル⇒ALTERNATIVEMIND

○会場⇒豊田市和紙のふるさと和紙展示館 

○会期⇒10月2日(日)~12月2日(日)

○開館時間⇒9:00~16:30(入館は16:00まで)

○観覧料⇒200円

○休館日⇒月曜日(ただし10月8日と11月中の月曜日は開館)

○問合せ⇒豊田市和紙のふるさと和紙展示館☎0565-65-2151




小原和紙のミュージアム
豊田市和紙のふるさと






豊田市和紙のふるさとパンフレット








四季桜はまだ小さな蕾で見頃は11月中旬ごろ
右奥に見えるのが和紙展示館

写真では見えないが左奥に和紙工芸館があり
小原和紙の制作実習が体験できる








入館料は200円







○バス⇒名鉄豊田市駅から「とよたおいでんバス」
小原豊田線上仁木行き「和紙のふるさと」下車

○車⇒東海環状自動車道「豊田藤岡インター」
猿投グリーンロード「中山インター」から瑞浪方面に15㎞







小原からの帰路ふりかえると
猿投山が夕映え








  


Posted by かとうさとる at 23:18 | Comments(0) | アートの現在