2012年03月31日

豊田市美術館のエドヒガン群が開花



日本気象協会の開花予想によると東海地方の開花は3月30日
そこで、デスクを離れ近場の桜の開花の様子をぶらりぶらり観測






市民文化会館駐車場西の桜は目通り1メートルほど
高さは10数メートル近くあったのではないか
それはそれは色鮮やかで見事な桜だった







残念ながら隣接するマンションの駐車場工事で
3メートルほどの高さで伐採され
樹形は見る影もなくなってしまったが
花の色の鮮やかさは往時のままで返す返すも残念










豊田市美術館テラス下のエドヒガン群が開花







市内には桜の名木とよばれるのが何本もあるが
私が秘かに名木とよんでいるのがエドヒガン群の中にあるこの桜

尺玉の花火が天空にひらいたような開放感は
市街地と遠くは中央アルプスの銀嶺を一望する
ロケーションとあいまって絶景

例によって余談に逸れるが
これまでも何度か書いてきたが美術館のある高台は
七州台とよばれ旧挙母藩の藩邸があった場所で
明治になると山の学校の名で親しまれていた中小学校が建ち
多くの子どもたちが巣立っていった

私もそんな中の一人で、当時まだ元気だった母親に手を引かれて
桜のトンネルをくぐった事を昨日のことのように覚えている

もう60年近く前のことだが元気だった母親の唯一の記憶で
この桜に懐かしさを覚えるのはそんな記憶とどこかで
重なっているのかも知れない

まだ三分から五分咲きだが一気に開花するため
お見逃しなく!




  


Posted by かとうさとる at 02:01 | Comments(0) | らくがき帖