2011年10月27日

信じることができたとき、光は差し込む










朝日新聞〈プロメテウスの罠〉から

〈プロメテウスの罠〉は、朝日新聞が「フクシマの真実」を検証するため、10月はじめから連載を始め、既に第1シリーズ「防護服の男」は終了。現在第2シリーズ「研究者の辞表」が連載されている。






神話的タイトルの〈プロメテウスの罠〉の意味は詳しく覚えていないが、人類に火を与えたギリシャ神話の〈プロメテウス〉からとったもの






「罠」の意味は私がつまらない説明をするよりも、昨日(26日)の朝日新聞の耕論「原発と自治体とカネ」を読んだ方が早いため省略








私は「何を今さらアリバイ工作」と斜に構えて読み始めた。そんな私の構えが変わったのは「研究者の辞表(3)」の末尾《戦時中の「勝った」「勝った」という大本営発表が、今の政府の「大丈夫「大丈夫」と重なってしようがなかった》という証言で、「これは本気だ!」と目が醒めた。

「希望」についていろんなことを言う人がいるが、どんなことでも信じることができたとき、光は差し込むもの。是非お薦め!


ついでに
アメージング・ヴォイス



BSプレミアムの「アメージング・ヴォイス・驚異の歌声」は、まだ知られていない世界各地にある「魂を揺さぶるような歌声」を紹介するユニークな歌番組で、キャスターは藤井フミヤと元ちとせの二人。

多分私と同じ世代の男どもには理解していただけると思うが、放映当初は私のジャニーズ系嫌いから避けていたが、偶然ピアフの再来といわれるZAZ(ザーズ)という歌手の路上ライブを観て聴いて絶句!

この番組の面白いところは人気ランキングを発表していること。将棋の名人と囲碁の本因坊のどちらが強いか論じるようなものでナンセンスだが、ランキングと聞くとつい気になって見てしまうから凡人は弱い。

で、結果は聞くまでもなく、不動のトップはザーズで説明不要

一つ希望を言えば、民謡の「江差追分」のチャンピオンを同じ土俵で競わせてみたいが一事が万事。みんなこの国のことを知らさなさ過ぎるのではないか(残念)






余談に逸れたが、いまの私のイチオシは
カザフスタンの歌姫ローザの「時代よ」と言う歌





カザフスタンは中央アジアの黒海に面した国で、確かな数字は覚えていないが、旧ソ連時代に180回近い原爆実験が繰り返されたそうだ





「時代よ」は、この反核の叫びを歌ったもの





ローザの亡くなった夫は野党のリーダーで、当局は自殺と発表したそうだが、ローザが案内した部屋に残る銃痕が全てを語っていた








そんなことがあって
ローザは歌から遠ざかっていたそうだが復帰
ローザに刻まれた時間という襞と
身体を震わす魂の叫びに言葉を失った



アメージング・ヴォイス
驚異の歌声は


BSプレミアム毎週水曜日20時から
再放送は日曜日11時、火曜日深夜0時、水曜日12時

「アメージング・ヴォイス・驚異の歌声」で検索すると
歌を聞くこともできる。












  


Posted by かとうさとる at 20:12 | Comments(0) | らくがき帖