2011年10月12日

吉川正道さんと野々村明子さんのこと


吉川正道さんのこと

私が私淑した北条明直先生は、いけばな研究の集大成となった北条明直著作集のあとがきで「いけばなは自然の文脈から草木花を切り離して、人間の文脈に移しかえる作業…」という言葉を遺した。





人間の文脈を「場」と「器」に置き換えるとその意味がよくわかる。この器について、畏敬する中川幸夫は「いい焼き物(作家)は花をいれるとヲァッと大きくなる」と両手を広げたが、絶滅危惧種のようなもので、探すのは至難の業。





吉川正道さんは、この数少ない花を誘う焼き物を創る作家
というよりも唯一の作家で、吉川さんと知り合えた幸運を感謝!

吉川正道展
■会期⇒10月15日(土)~11月3日(木)11:00~18:00
■会場⇒ギャルリhu
(名古屋市東区筒井3-22-2☎052-935-4808)
■オープニング⇒15日(土)18:00~




野々村明子さんのこと





現代舞踊公演-古典再生を振付する野々村明子さんは、名古屋市芸術選奨奨励賞、芸術選奨文部大臣新人賞、世界バレエ・モダンダンスコンクール特別賞など数々の賞を受賞した現代舞踊家。というよりも私がいけばなから外の世界に越境する扉を開いてくれた、かけがえのない人生のパートナーの一人。写真は七ツ寺共同スタジオで一年にわたって展開したコラボレーション「野はらからの手紙シリーズ」から蓮と水





今回は振付家としての野々村さんを魅せてくれるとのこと
古典再生のタイトルも刺激的で楽しみ!
余談にそれるがチラシを作成したのは名古屋で
伊藤形成事務所を主宰する伊藤嘉津郎さんというデザイナー
折に触れて案内をいただくがシャープなデザインセンスに感心
現代舞踊公演-古典再生
■会場⇒岩田洗心館(名鉄犬山線犬山駅下車、西口より徒歩2分)
■出演⇒榊原ゆかり
■振付⇒野々村明子
10月16日(日)①14:00- ②17:00-
10月30日(日)①14:00- ②17:00-
11月13日(日)①14:00- ②17:00-
■観覧料⇒2,500円 
■定員⇒各20人(贅沢)
■所要時間⇒一公演15分程度



喜多郎といけばなのジョイントコンサート

■日時⇒10月19日(木)15:00開演
■会場⇒豊田市コンサートホール
■入場⇒全席自由席2,000円





同時開催
池坊豊田支部15周年記念花展
■会期⇒10月19日(木)~24日(月)
■会場⇒松坂屋豊田店8Fサンシャインホール


構久夫写真展-オハコ

アートを風俗として撮り続ける構久夫さん
タイトルの「オハコ」は十八番の意もあるが
どんな写真展なのか想像もつかない
こんなときは一度足を運んでみるしかない





■会期⇒~10月30日(日)まで
■会場⇒名古屋市演劇練習館アクテノン


八木祥光写真集-板取川の妖怪

八木祥光さんは豊橋を中心に活躍する写真家
三遠地域のアーテストはみんな骨太で学ぶことが多い







八木祥光さんのこと
写真集-板取川の妖怪を説明することは野暮のため
目のいい人は撮影雑記を是非!


  


Posted by かとうさとる at 15:00 | Comments(0) | らくがき帖