2011年10月09日

農村舞台アートプロジェクト千秋楽





石野歌舞伎を報じた今朝の中日新聞





農村舞台アートプロジェクトも
今日(8日)で千秋楽
ありがとうございました







正面が市有形民俗文化財岩倉神社農村舞台のある岩倉神社






岩倉神社の境内。正面が農村舞台で、江戸時代後期の文化5年(1808年)に建てられた回り舞台のある本格的な地狂言の舞台として親しまれてきたが、高度成長時代の波のなかで衰退。一時期舞台が傾き廃絶の危機もあったが地域の人々の熱意で修復再建された。





石野歌舞伎は、舞台の再建にあわせて復活した地歌舞伎で
この日上演されたのは
【中学生】菅原伝授手習鑑 車曳き
【小学生】白波五人男 稲瀬川勢揃いの場
【保存会】義経千本桜 吉野山初音の旅 道行の段

写真は出演を終えた中学生の役者
なかなかの男前でどんな役者になるのか楽しみ





義経千本桜は忠臣蔵と並ぶ歌舞伎の名作
写真左は、親狐の皮が張られた静御前の鼓を親と慕う
佐藤忠臣・実は源九郎狐役の役者
初舞台なのか緊張感と必死さが伝わってきた






リラックスリラックス






舞台の全景






鼓を打ちながら舞う静御前






さきほどの初々しい佐藤忠臣役の役者が花道に登場
見得を切る演技も堂々としていて境内は万雷の拍手
こんなふうにして伝統は守り育てられるものなのかも

(追記)
佐藤忠臣を演じたのは高校生?と勝手に想像していたが
今朝の中日新聞朝刊で中学一年生の安藤明日香さん(13歳)と判明
意外だったが、これで舞台裏の緊張感の疑問が解けた









農村舞台アートプロジェクトも石野歌舞伎で千秋楽
長い間お付き合いいただいた皆様に感謝
ありがとうございました。



農村歌舞伎に興味のある方にご案内

■市制60周年記念事業民俗芸能大会「農村歌舞伎公演」
期日⇒12月11日(日)10時30分開演
会場⇒小原交流館ホール
入場⇒無料
問合せ⇒豊田市郷土資料館☎0565-32-6561







(上演演目)
石野子ども歌舞伎⇒白波五人男「稲瀬川勢揃いの場」
旭歌舞伎保存会⇒春日の由来「良弁杉」
石野歌舞伎保存会⇒義経千本桜「吉野山初音の旅 道行の段」
藤岡歌舞伎⇒一谷嫩軍記「熊谷陣屋」
小原歌舞伎保存会⇒奥州安達ヶ三段目「袖萩祭文の場」









  


Posted by かとうさとる at 01:46 | Comments(0) | 農村舞台