2011年09月15日

人生の親戚もいろいろで悲喜こもごも












13日(火)
いけばな仲間の日向洋一さんと
藤原素朝さんの結婚を祝う会に
出席するため新幹線に乗った








新幹線の楽しみは
浜名湖の車窓と
富士川から見る富士山の車窓

ところが
浜名湖はウトウトしていて通過
富士は雲の中
バイオリズムは下降線かも(要注意)








山の上ホテルは
三島由紀夫や松本清張
池波正太郎や遠藤周作など
文化人が定宿としていたという
クラシックなホテル








Fの会代表の
大和花道家元の下田尚利先生は

大江健三郎の小説
「人生の親戚」を引き合いに
一生付き合いを続けなければいけない
大切な友を「人生の親戚」とスピーチしたが

ここに集まった人はみんな
現代いけばなの荒波を共にした
「人生の親戚」で
時の発つのを忘れてしまった








で、こちらが主賓のお二人

「えッ」と思う方もいると思うが
いま流行りの年の差婚で
新婦の「いつまで一緒にいられるか
わかりませんが…」というあいさつに
みんな笑いと拍手


日向さんは草月のスターで
新婦の藤原さんは
京都の三千院を発祥の地とする
梶井宮御流二十一世家元

ある時期から
面識もない藤原さんから
いろんな案内が届くようになって
少しときめいたが
同じような被害(?)にあったオジサンたちと
互いに勘違いを慰めあってまた祝杯


おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな
楽しみにしていた
横浜トリエンナーレを諦めて
深夜バスに乗ったが
人生の親戚もいろいろで悲喜こもごも
  


Posted by かとうさとる at 01:49 | Comments(0) | らくがき帖