2011年09月07日

農村舞台アートプロジェクト開催中(5)


北京から嬉しい応援メール


中国北京に活動拠点を移した現代いけばなのカリスマ大坪光泉さんから、ツイッタ―に「今地方のアートシーンが熱い!豊田市を中心に農村舞台アートプロジェクト開催中…」を掲載したと嬉しいメール。(感謝)





写真は1978年、いけばな龍生誌に発表した大坪光泉さんの「植物人間」
現代いけばなとは何か、私の意味不明の説明を聞いても無駄
興味のある方は「大坪光泉」で検索をお奨め。



四六のガマも逃げた


「意味不明」と言えば、ひまわりネットワークで放映中の「農村舞台アートプロジェクト」を見て、思わず奇声を挙げてしまった。筑波山の四六のガマは、鏡に映った自分の姿を見てタラ―リタラ―リと油汗を流したそうだが、私の油汗は噴水レベルで、穴があったら入りたいが後の祭り。



リレー個展 第2組スタート





台風12号の影響で制作が心配されたリレー個展第2組が
四季桜と和紙の里、小原地区ではじまった。


大坂町熊野神社⇒加納恒・加納登茂美さん

加納恒さんと加納登茂美さんは、小原和紙の可能性を求めてジャンルを横断した制作活動を展開する好奇心旺盛なご夫婦のユニット。柔らかな思考と軽いフットワークでどんな大輪の花を咲かせてくれるのか楽しみ。

ローマ法王に献上するなど世界の絵本作家から最も美しい紙と称えられる小原和紙の加納俊治さん(日展評議員)は父。同じく日展作家として活躍する加納清さんは叔父と地元では芸術家ファミリーとして有名。





脚立を使って作品の手直し中のため完成作品は次回。
加納恒さんは人柄がいいため、お客さんがくるたびに脚立を降りて応接していたが、私なら作業優先で脚立に乗ったまま絶対降りない。
私としては悪気はないが人格に問題があるのかも(気分は複雑系)






こちらは雨が紙を土に還しはじめた加納登茂美さんの作品。登茂美さんは、地元の人から「ここは昔の旧道で大坂の酒蔵から馬で峠越えをした」という話を聞いたことから、「何かそんな痕跡を記したい」と思ったそうだ。右に続くのが熊野神社の参道、左が旧道で、昔の主要道がこんな山の中を通っていたとは、嬉しい発見。




松名町蘆和神社⇒青山良博・青山啓子さん

青山良博さんと青山啓子さんもご夫婦で活躍する作家。どのような経緯で小原に移り住んだのか、詳しくは聞いていないが、小原に入る前は四国の直島でギャラリーをしながら創作活動をしていたとのこと。

常滑などに行くと、こんなユニットの作家をよく見かけることがあるが、豊田にはいないタイプで嬉しい。

もしこのブログを読まれている方で、新しい創作の場所を探している方がいたら、小原、足助、旭、稲武など、豊田の山間部は魅力的なのに空き家も多く、それでいてアクセスはほどほどで絶対お奨め。





青山良博さんと青山啓子さんの協働制作の全景。社殿から舞台に向かって鈴をつけたロープがつながっている。風が吹くと鈴がなる仕掛けだが、鳴らなくても鈴の音が聞こえてくるような気がするから不思議だ。





舞台の正面





なにごとのおわしますかは知らねども
風と光と揺れる影


小原田代町八幡神社⇒稲垣陽子さん

稲垣陽子さんは豊田の新世代作家の一期生(?)で、豊田文化デザイン会議の「共感する悪所」など、何度も一緒に仕事をしたことがあるが、仕事を見るのは久しぶりで楽しみ。





舞台の全景





袋状に縫ったフェルト系(?)の布地のインスタレーション





地元の人の嬉しい応援メッセージ
こんなメッセージを読むと頑張らなくてはと思う












  


Posted by かとうさとる at 12:33 | Comments(0) | 農村舞台