2011年07月05日

農村舞台アートプロジェクトの経過報告(4)














7月3日(日)深見町の磯崎神社農村舞台で
市民学習会「農村舞台フォーラム」開催



この学習会は、市制60周年記念農村舞台アートプロジェクトの本格的始動を前に、農村舞台の魅力と可能性について学ぼうというもの。

トヨタ自動車の「週末操業」の影響が心配されたが、150人近い市民が足を運び、林間学校のような雰囲気の中で農村舞台について学んだ。








地元の人たちが舞台を綺麗に掃除してスタンバイ(感謝)






会場準備をする文化振興財団の職員






ひとり語りの古屋和子さん到着
左はライブのプロデューサーで
劇団ドラマスタジオを主宰する岡田隆弘さん






右⇒能楽ジャーナリストで豊田市能楽堂アドバイザーの柳沢新治さん
左⇒農村舞台アートプロジェクト委員会委員長の伊丹靖夫さん






中央の白い紙袋を持った人は
「市指定有形民俗文化財岩倉神社農村舞台を考える会」の
会長で岩倉神社宮司の鈴本昭彦さん




万雷の拍手に包まれた
デモンストレーション













農村舞台に初めて雅楽の音色を響かせた
大沼小学校「雅楽クラブ」のパフォーマンスに
舞台は万雷の拍手に包まれた






回り舞台にのって登場したひとり語りの古屋和子さん
水上勉の「越前竹人形」を語ったが
先の阿波人形浄瑠璃「寄井座」(ブログ公開)につづいて
またしても私は目頭を押さえてしまった



シンポジウムは
報告書に掲載するための公開収録







能楽ジャーナリストの柳沢新治さんの基調トーク。能や歌舞伎など中央で発展した芸能が、農村舞台を中心に農山村の娯楽として受け入れられていく歴史的背景を地域のコミュニティーの問題と絡めて解説。






基調トークを受けて、パネリストがそれぞれの立場から「農村舞台の魅力と可能性」について語った。写真は早稲田大学でオペラを教える庄内映画村音楽プロデューサーの甚目裕夫さん。私の「農村舞台でオペラ」という無茶振りに二つ返事で、パフォーマンスのサービスも。(感謝)






舞台から磯崎神社社殿をみる(シンポジウムはこんな雰囲気)








農村舞台を包む地の力(パワースポット)の魅力、自然の音響効果をもつ農村舞台の構造の魅力を証明するため、生で語りのパフォーマンスをした古屋和子さん。オペラのさわりのパフォーマンスで農村舞台の新たな可能性を引き出した甚目裕夫さん。農村舞台の維持管理の問題点を指摘した鈴本昭彦さん。作家として地域と協働することの重要性を指摘した伊丹靖夫さんなどなど、シンポジウムは農村舞台の魅力と可能性と課題に触れたが、いわばこれから始まるアートプロジェクトの目次のようなもの。

後日テープ起こしした原稿をもとに、再度パネリスト間で意見交換を重ね「結」まで練り上げたい』旨の説明をして第一ランドの幕を閉じたが、風呂敷を広げても上手くたためないのは私の欠点で反省。



農村舞台フォーラムは
7月25日(月)~7月31日(日)
ひまわりネットワークの
豊田「文化アワー」№207で放映の予定













  


Posted by かとうさとる at 04:22 | Comments(0) | 農村舞台