2011年04月19日

またJIN-仁に嵌まりそう






世界80カ国で放送が決定

大沢たかお主演の人気医療ドラマ『JIN-仁』の完結編の放映がはじまった。初回の放送予定の17日(日)は「全日本かるた選手権大会」があったが、番組を見るため優勝戦の見学をパスして家路に急いだ。






2009年に放送された前作は、民放ドラマで最高視聴率をマーク。放送終了後もギャラクシー賞、昨年フランスで開催された海外のテレビ番組マーケットのバイヤーが選ぶ「カンヌMIPCOM・バイヤーズ・アワード」を受賞するなど既に33冠を達成。






『JIN-仁』のストーリーについては前作もブログに記したため「試写室」の一読を


今回の最新作は放送前にもかかわらず、既に世界80カ国で放送が決定するなど、日本のテレビ番組としては規格外の注目作で、私が「全日本かるた選手権大会」の優勝戦をパスしたのも理解いただけるのではないか。






番組の要所要所でテーマ音楽が流れると、現代と江戸時代の町並みがオーバーラップされ
見る側も催眠術にかかったように一緒にタイムスリップ。



話題になった前作に期待して後編に足を運ぶと失望することが多い。あの「レッドクリフ」も続編はスカスカのアメ車に乗ったようなもので腹がたったが、おいしいところは前作でほとんど使い切っているためで、今回の『JIN-仁』も同じ轍を踏むのではないかと、ハラハラしながら番組のスタートを待った。楽しみにしてチケットを手に入れたコンサートのオープニングを待つようなもので、自分でもミ―ハ―と笑ってしまった。






不安は杞憂に終わった。『JIN-仁』はさらに骨太になって帰ってきた。先のNHKの大河ドラマ「龍馬伝」で描かれたように、日本が明治に向かって一気に加速した激動の時代。登場人物は近代日本史の千両役者ばかりで、これで面白くなかったらおかしい。






前作のブログでも書いたが、タイムスリップをテーマにした作品は設定にムリがあるため、どこかでしらけるものだが、タイムスリップそのものを「謎」(キーワード)にして、この先の結末の予断を許さない。






「試写室」で記者が「圧倒的な熱量に毎週の放送を待ち焦がれることになりそうだ。」と書いているように、大画面に巨大なコンテで描いたような大胆な展開とテンポは日本発の世界標準で、番組スタッフに拍手。






ここまで書いて、書くことがなくなってしまった。私の底が割れてしまったが、現代と江戸時代を美しい旋律でつなぐテーマ音楽はソフィアローレンの「ひまわり」(ちょっと古いが)を彷彿。平井堅のエンディング曲は贅沢なおまけ。






ながながと書いたが百聞は一見にしかずでお薦め


写真の説明は疲れたため省略
見てのお楽しみ







  


Posted by かとうさとる at 02:56 | Comments(0) | らくがき帖