2010年11月02日

農村舞台探訪(1)秋葉神社農村舞台


あいちトリエンナーレが幕を閉じた




新聞によると延入場者は「あいち」が約57万人、「瀬戸内」が約80万人といずれも目標を大幅に上回る入場者を数えたそうだ。他人の成功体験に乗るのが好きな為政者が追随するのは火を見るよりも明らかで、要注意!


先ずは胸襟を開いて
耳を傾けることが先決


農村舞台アートプロジェクトも、来年度市制60周年記念事業の一環として実施が決まったが、私もまた当事者の一人で他人事ではない。

プロデューサーの心得はロマンチストとリアリストの二つを併せ持つことで、創業者と同じ。先ずは胸襟を開いて耳を傾けることが先決。そんなわけで今日(1日)はリサーチを兼ねて藤岡支所を中心にごあいさつ。





萱葺き屋根を銅板に葺き替えたばかりで
ピカピカの飯野町秋葉神社農村舞台(旧藤岡地区)






秋葉神社農村舞台はアクセスもよくオープニング舞台候補の一つ






木組みに改修された秋葉神社舞台の天井
残念な気もするが維持管理する地元のことを考えると許容範囲
左は太夫座。正面は舞台の袖にあたる床面拡張装置






江戸時代末から明治にかけて建てられた秋葉神社クラスの舞台は、ほとんど回り舞台があったと思ってもいいのではないか。事実地元の古老からは「昔は回り舞台があった」という話をよく耳にした。

現存していないのは、ほとんどの舞台が床面を張り替えているためで秋葉神社も例外ではない。こればかりは死んだ子の年を数えるようなもの。






右は奈落(舞台下)の出入り口で、回り舞台があった証


この先どんな舞台が待っているか楽しみ

農村舞台についてはわかったような話をしてきたが、まだ78舞台の全部を見たわけではない。話によると山登りをするぐらいの覚悟がないと行けない舞台もあるとのこと。

「さとるさんにぴったり(笑い)」と奨められているがみんないい加減。市内でも既に三頭の熊が補殺され、こちらも心配だが、この先どんな舞台が待っているか楽しみ。


  


Posted by かとうさとる at 01:24 | Comments(0) | 農村舞台