2010年10月11日

小原和紙に小川喜数という努力の天才芸術家がいた


今週の一番の楽しみは
小川喜数 国亜起二人展


先週は農村舞台アートプロジェクトの報告書で家に缶詰。息抜きのため合間をぬって、ライブや農村歌舞伎や演劇と梯子をしたが、今週も同じパターンになりそう。

楽しみは、小原和紙の小川喜数先生(故人)と子息で日本画家の国亜起さんの二人展。小川先生は私がいけばなの外部に目を向けるきっかけとなった先生で、工藤昌伸先生や北条明直先生と並ぶ恩人の一人。





写真は「和紙と木彫、陶と華四人展」(1980年)の記念に撮ったもので、左から木彫の石川豊先生(故人)、小原和紙の小川喜数先生(故人)、猿投窯の山田和俊先生、私の四人。





天象(1982年)


小原和紙の加納俊治先生は小川先生について「小原和紙で一番才能があったのは小川君で、僕は彼が一番怖かった」と述懐したように、その実力は折り紙つき。





本間2枚折屏風「龍華」右隻部分(1995年)

今回は二人展ということだが、小川先生の全容を明らかにして「史」として適正な評価を仰ぐのは、私をはじめ残された者の責務。先ずは、この機会に一人でも多くの人に足を運んでほしい。





同上左隻部分


和紙と日本画
小川喜数 国亜起二人展は
10月12日(火)~17日(日)まで
豊田市美術館市民ギャラリーで開催



15日(金)追記





小川喜数 国亜起二人展は中日新聞、朝日新聞など各紙が報道


  


Posted by かとうさとる at 00:17 | Comments(0) | アートの現在