2010年07月03日

農村舞台プロジェクト(3)磯崎神社農村舞台









農村舞台アートプロジェクトで私がやることにした
旧藤岡町の深見という猿投山の東に位置する集落の磯崎神社まで
車で約20分ほど
近場ということもあるが
まずは身体を舞台に馴染ませるため日参


 



磯崎神社の由来

深見郷は武田王の後裔武田氏の居住した所
社家武田氏社僧神宮寺あり
元亀元年(1570)名僧慈覚大師作の薬師如来を祀る
江戸時代には里山産土神と崇め奉る医薬延命守護として信仰を集めた
明治の制度改めにより薬師如来を廃して明治6年祭神を改め
同8年11月社殿を建立し磯崎神社とする

由来の武田王は日本武尊の王子
後裔武田氏は甲斐の武田信玄ゆかりの氏で
市内の旧町村に残る武田伝説のひとつと思われるが定かではない


なんだか遠い昔の我が家に
タイムスリップしたような
懐かしさに涙がでそう






明治34年(1901年)に建てられた磯崎神社農村舞台の全景。
なんだか遠い昔の我が家にタイムスリップしたような
懐かしさに涙がでそう。






舞台の寸法を図ると
間口が≒10.6㍍、奥行き8,4㍍、回り舞台の直径5,4㍍。
ごあいさつをした世話役の佐藤さんの話によると
この回り舞台は現在も使えるとのこと。


天井を見上げて絶句!






実測のため舞台にあがり、天井を見上げて絶句!
まさに羊の顔をした狼で、涙が吹っ飛んでしまった。






まいった!






太夫座の遺構。太夫座の右の羽目板は舞台の出入り口で
舞台正面の透見とともに
自然を背景として利用した先人の知恵に脱帽  


Posted by かとうさとる at 21:19 | Comments(0) | 農村舞台