2009年07月02日

采は投げられた。あとはやるしかない


采は投げられた。あとはやるしかない

特急「はくたか」の通過を待つため十日町市駅で待機。3年に一度越後妻有地域の市町や里山がこの黄色い旗に染まると大地の芸術祭が始まる。


采は投げられた。あとはやるしかない

6月30日(火)大和花道会館(新宿)で開催された蓬平いけばなの家の最終協議に出席。会議の終了を待って再度空間の確認のため現地に急いだ。越後湯沢駅で足湯に浸かって「ほくほく線」まつだい駅に着いたのが17時30分頃。タクシーで蓬平集落へ。あいにくの雨雲のため空家の中は薄暗く5分ほどの下見だったが、空っぽになった部屋の空気と古い家具の質感を掴むにはこれで十分。帰路、タクシーの運転手に話を聞くと、蓬平いけばなの家に予定している空家は運転手の親戚とのことで、意外な展開にしばし話が弾んだが、采は投げられた。あとはやるしかない。

話は余談に逸れるが、まつだい駅から越後湯沢まで「ほくほく線」経由で約40分。普通のため各駅に停車するが、電車とホームの段差が大きいこと。特に上越線で30~40センチ近い段差がある駅も。「ほくほく線」の車両と「上越線」の車両の規格に問題があるのかわからないが大変。



ひと足早く気になるプロジェクトと作品の
一部を独断と偏見で紹介


采は投げられた。あとはやるしかない

大地の芸術祭のパンフレット。以下はパンフレットからピックアップ


采は投げられた。あとはやるしかない

大地の芸術祭の公式ガイドマップはオープンに合わせて作成中とのこと

采は投げられた。あとはやるしかない

「訪問者」と名付けられたこの作品プランは、リトアニア、ポーランド、スイスの作家3名による協働制作で、妻有の山中に約10メートルのマストをもった難破船が出現するという。オフレコ情報によると完成は会期中に入るとのことだが、前回は最終日に間にあったというプロジェクトもあったから平気。こうしたゆるいところが大地の芸術祭の懐の深さで、真打ちは最後に登場するもの。あわてない、あわてない。

采は投げられた。あとはやるしかない

蔡国強、金九漢の作品が残る津南、上野集落を中心に計画されている北東アジア芸術村構想の一環として制作される李在孝(韓国)の作品プラン。

采は投げられた。あとはやるしかない

私の好きな塩田千春の作品プラン。

采は投げられた。あとはやるしかない

旧真田小学校の校舎をまるごと田島征三の絵本の世界にした「絵本と木の実の美術館」。学校の美術の先生にお薦め。

采は投げられた。あとはやるしかない

最後は福武總一郎総合プロデューサーの企画による「福武ハウス2009」。旧名ヶ山小学校に日本、中国、韓国の有名画廊が集結し、都内でも見られない強力な画廊街が出現する。














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Posted by かとうさとる at 00:16 | Comments(0) | 大地の芸術祭「蓬平いけばなの家」
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