2008年10月17日

遅まきながらブログデビュー

遅まきながらブログデビューした。予てから「いけばながどこから来て、いまどこにいて、どこに行こうとしているのか」、私なりに「史」として整理したいと考えてきた。できれば一人でも多くの人に「いけばなの現在」を知ってほしいとも考えてきた。そんなこともあって、『いけばなから』のタイトルでプライベート通信を発行したこともあった。

当時、すでにインターネットの時代がきていたが、「紙」(印刷物)に対するこだわりから電子新聞は禁じ手と自分を戒めてきた。そんな矜持も利便性という誘惑には勝てず、遂に陥落してしまった。当初はホームページで、と考えていたが、たまたま行きつけの山路のカウンターで同席した広告制作会社の井上さんに相談したところ、「かとうさんが考えている内容であればブログで十分」とのことで、その場でブログの設定を依頼した。

自分は計画性があるようでないため、来週に迫った「花と書の空間展」の案内もしていない。10数年前から考えていたプランがやっと日の目を見るというのに、サイテイ。そんなわけでブログデビューも知らせていない。変なところで自慢しても始まらないが、気分転換に自分のブログの再編集をしていて気がついたことがある。読んでいても何か面白くない。そんなときNHKのプロフェッショナルをテレビ桟敷で見た。

ゲストは落語家の柳家小三冶で、番組の中で小三冶は、師の言葉で苦しみぬいたが苦しんだことでいまの自分があると、しみじみ話した。小三冶の師匠は人間国宝の柳家小三で、初めて小三冶の稽古をつけた小三は「お前の噺は面白くねえ」と一言言って部屋を出ていってしまったそうだ。「冗談であれば救いもあるが、憮然とした顔で面白くねえと言われたんじゃ落語家失格と言われたようなもの」と小三冶。言外に「落語は頭でするもんじゃねえ」と諭した小三。小三冶の立場を自分に置き換えてみるとその言葉の意味がよくわかる。ブログが面白くないのも自明の理だが、「ごあいさつ」の中でも述べたように生来の癖は直しようがない。ご容赦を。





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Posted by かとうさとる at 05:15 | Comments(0) | らくがき帖
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