2014年09月18日

華道豊展で鶏頭を活ける





真道流のこと


昨夜の続きになるが、愛環いけはな協会の祝賀会で久しぶりに茶華道ニュースの粥川さんに会った。▶「いま真道流はどうなっている?」と私。「私が茶華道ニュースを始めた頃は毎年千人近い出品者かいたが、この頃は数百人に減った」と粥川さん。

ちなみに真道流は文化文政年間に名古屋で誕生した流派で、名古屋人物史にも創流の逸話が記されている名古屋を代表する流派の一つ。明治の中頃には名古屋のいけばな人口の半分を真道流が占めたというから、その流勢が理解いただけるのではないか。

これまで話してなかったが、真道流は私が初めていけばなを習った流派で、現在は離脱したが育ったところは気になるものである。▶昭和以降の代々の家元は学者系で家元とは名ばかり。門人も腕自慢が好きな旦那衆やお寺さんが大半。まあそんな流派だから私が好き勝手やっても誰も文句をいわない。▶それどころか、普通大作席に出品すると出品料が高くなるものだが、会から花材費手当がもらえたから、不思議な流派である(笑)。

こんな時代である。商売っ気のない流派だから心配していたが、みんなどうしているのかな。



余談に逸れたが
華道豊展のいけ込みが終わった




華道豊展で鶏頭を活ける


  花材:鶏頭と藁
  器:鉄角水盤


中期展は9月20日まで
会場は松坂屋豊田店8階



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Posted by かとうさとる at 23:31 | Comments(0) | いけばなから
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