2014年01月24日

寺本みなみさんが名古屋でピアノリサイタル












ぶんかの定点観測#36

ぶんかの定点観測は
地元のオピニオン紙の矢作新報に
月イチで寄稿しているコラムです

私なりに地域の文化の現在を概観し
チョイスしているつもりだが
理性を大切にする文化から
感覚型のサブカルチャーまで
文化の領域の液状化はとどまることがなく
迷い箸になることもしばしば

道に迷ったら元来た道に戻れというが
いつの時代も窓をあけるのは
大志をもった若い人たちだ

今回の定点観測で紹介した
ピアニストの寺本みなみさんは
そんな次世代を代表する一人で
万雷の拍手に贈りたい



寺本みなみさんが名古屋でピアノリサイタル

   2014年1月24日発行の矢作新報より転載


以前、このコラムでも紹介した
寺本デュオの姉で、ピアニストの寺本みなみさんが、東京「カワイ表参道コンサートサロン」と名古屋の「電気文化会館ザ・コンサートホール」で、連続リサイタルを予定している。

既に東京公演は終了してしまったが、衆議院議員の八木哲也さんも同僚の議員や文化庁の担当者、豊田市の東京事務所の職員を誘って、会場に足を運んだと聞いている。

余談に逸れるが、八木さんが衆議院議員に当選以来、農村舞台アートプロジェクトが文化庁の助成事業として全国発信が決まるなど、中央省庁と市民レベルのバイパスが通ったような気がしているのは私一人ではないと思うがどうか。


寺本みなみさんが名古屋でピアノリサイタル



さて、本題に戻るが
寺本みなみさんは、地元の寺部小、高橋中、豊田西高、県立芸大を卒業後、豊田市トレヴェリアン基金奨学金を得て渡英。ロンドン英国王立音楽大学修士課程を修了。その後フランスに移り、数々の国際コンクールで受賞歴を重ね、2011年秋、妹でヴァイオリニストの寺本みずほさんと帰国。姉妹の里帰りのファーストコンサートが好評を博したのは周知のとおり。

長々と経歴を書いても意味がないため省くが、寺本みなみさんの音楽ができる歓びを全身で表す演奏スタイルは、パリ仕込みのストリートミュージシャンのノリで、観た人、聴いた人をハッピーな気持ちにさせてくれることは請け合い。
 
プログラムもメンデルスゾーン、べート―ヴェン、プロコフィエフ、ショパンとビッグネームがラインナップされて贅沢。

まあ、門外漢の私の言うことだから、余り参考にはならないかもしれないが、百聞は一見にしかず。クラシックファンはクラシックの新たな発見を、難しそうと敬して遠ざけている人も寺本みなみさんなら、きっとクラシックを好きにさせてくれるはず。

こんなチャンスを逃したらもったいない。是非お出かけを。


寺本みなみピアノリサイタル


寺本みなみさんが名古屋でピアノリサイタル


■とき/1月28日(火)
■開演/19時

■会場/電気文化会館ザ・コンサートホール
■問合せ/シェルシュ・ミディ
080-6956-1376(寺本)

























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Posted by かとうさとる at 15:02 | Comments(0) | とよたの文化
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