2013年12月13日
朝日新聞の「愛知に人あり」にリクエスト
今回の「愛知に人あり」は面白い!
「今回の」と言うと
それまでのシリーズが面白くないみたいだが
結局は興味の問題でご容赦いただきたい
朝日新聞の新愛知人物記「愛知に人あり」は
シリーズがはじまって以来
時々思い出したように目を通すが
なんでこんな私的なことに大きなページを割くのか
よくわからなかった
まさか「豊田市政研」の話が出てくるとは想定外
また本多静雄さんが戦時中逓信省の技術官僚のトップを辞したことは
経歴にも記しているため周知するところだが
「陸軍幹部に戦争の早期和平を直言し、辞表を出した」のエビソードは初耳で
本多静雄さんの軌跡がこれで一本につながった
ところが今回の「そよ風に託して-稲垣喜代志」を読んで
私の興味の対象がよくわかった
稲垣さんは地元の出版社「風媒社」を創業したジャーナリストで
「風媒社」については私なりに理解しているつもりでいたが
人物と背後の大きさに目から鱗
私が記憶しているセンセーショナルな「コト」に
ことごとく稲垣さんがインサイダーで関わっていたことで
まさに歴史の証言記録を追体験するような感覚で目が離せない
私はかなり「陶九郎」通だと思っているが
ここまで簡潔に「陶九郎」の凄さを語った文を読んだことがない
「愛知に人あり」シリーズにリクエスト
朝日の「愛知に人あり」シリーズがいつまで続くか知らないが
あいちトリエンナーレを機に
愛知の文化土壌を見なおす機運が高まってきた
碧南市藤井達吉現代美術館の「愛知の作家シリーズ」や
現在愛知県美術館で開催されている
「アイチのチカラ-戦後愛知のアート70年の歩み」展
豊田市美術館でも
「愛知のリアリズム-宮脇晴と岸田劉生の周辺」がはじまる
今週の土曜日には芸文センター12Fアートスペースで
「戦後愛知のアートシーン」をテーマに
三頭谷鷹史(美術評論家)
木本文平(碧南市藤井達吉現代美術館長)
吉田俊英(豊田市美術館長)
小西信之(愛知県立芸術大学准教授)
によるシンポジウムも開催される
私が「愛知に人あり」の担当者なら
三頭谷さんと木本さんの二人を推すが
この二人なら誰も異論はないはず
もしこのブログを目にしたら
是非一考してほしい