2013年07月21日

東濃の匂いがする西市野々町













農村舞台アートプロジェクトの
最終地元協議終える



昨夜、西市野々町の開拓センターで農村舞台の使用について
区役員・氏子総代の合同役員会があり
最終地元説明会を終えた

地元の祭礼以外に使ったことがないということで
いろいろな意見が出たが
市町村合併のことや集落の高齢化問題などなど
他所者が入ったことのない集落の台所(コミュニティ)に入ることの
難しさを痛感


東濃の匂いがする西市野々町

三国山の麓に鎮座する西市野々町八剣神社農村舞台


西市野々町は岐阜県土岐市と接する三国山の麓の集落で
県道352号、通称柿野街道が集落の南北を走るのどかな山里

足湯のある石畳を過ぎてこのあたりにくると
東濃の匂いがするから風土というのは嬉しい

私がそんな話をすると
「あんたおかしい
柿野街道なんてみんな忘れてしまって
そんなこと誰もいやへん」と口調はきついが
古老の目が嬉しそう

柿野街道   

三河と東濃を結ぶ物流の道
旧柿野村で名古屋の大曽根から瀬戸の品野を経て
恵那に向かう明智街道と合流

美濃16宿で最も繁栄した大井宿で中山道にでるため
内藤家の前に挙母藩を治めた本多家は
参勤交代の折この街道を利用して江戸に向かっている
   
反対に女城主で有名な岩村藩は
年貢米を松平氏が木曽川の兼山湊に替えるまで
岩村道~柿野街道を通って
越戸土場から矢作川の河口の平坂湊を経て
江戸に運んでいる

そんな古の道を辿るのも
農村舞台アートプロジェクトの楽しみの一つ

この秋はあいちトリエンナーレもいいが
農村舞台アートプロジェクトがお薦め





東濃の匂いがする西市野々町

7月19日発行矢作新報「ぶんかの定点観測」より転載


農村舞台アートプロジェクト2013は
次号の「ぶんかの定点観測」で特集するつもり


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Posted by かとうさとる at 12:26 | Comments(0) | 農村舞台
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