2012年09月20日

初めて秋山郷に入る

















もしかしたら
妻有はこれが最後かもと
ハンドルを秋山郷へ




初めて秋山郷に入る


9月18日(火)
大地の芸術祭閉会式の帰路
津南で道路標識に秋山郷の文字が
「もしかしたら妻有はこれが最後かも」と
ハンドルを秋山郷へ





初めて秋山郷に入る


津南の町並みと信濃川

秋山郷は津南から国道405を群馬県境の山並みに向かって直進





初めて秋山郷に入る


津南の信濃川と中津川がつくる河岸段丘は国内最大規模で
こんな河岸段丘をいたるところで見ることができる





初めて秋山郷に入る


秋山郷は谷底を流れる中津川の最上流部で
「秋山紀行」を著した江戸時代の文人鈴木牧之は
津南を出立し秋山郷に辿りつくのに
一週間の余かかったというが納得





初めて秋山郷に入る


秋山郷の案内看板
今回はここまで来たというだけで十分

私の悪い癖で案内看板を確認もせず
長野県の栄村に出る道があるはずと
そのまま車を走らせると
小さなガソリンスタンドが見えてきた

「長野道で名古屋に帰りたいがこの道でいいですか」と私
「少し時間はかかるがこのまま行けば志賀高原から
信州中野インターに出るので大丈夫」と店員
「道はこの道で大丈夫?」と私
「大丈夫!」と店員





ウソッだ!
国道405が消えた





初めて秋山郷に入る


確かに国道405の道路標識はあるが
道路が消えた

「道に迷ったら元きた道に戻れ」が鉄則だが蛇の道は蛇
私は強引に一般道にハンドルをきってしまった
いいトシして無謀





初めて秋山郷に入る


中津川に架かる狭い橋を渡って対岸へ





初めて秋山郷に入る


しばらく進むとこんな看板が…
どう考えても志賀高原越えはムリ
どうしよう




山ガ―ル登場



初めて秋山郷に入る


さすがの私も少し心配になってきた
そこへ山から山ガ―ルが降りてきた(ラッキー)

「志賀高原に抜ける道を探している」と私
「ハハハ」と笑う山ガ―ル(何をバカなことを言っているという意)

「わかった、じゃァ長野県の栄村に出る道を教えてほしい」と私
「おとうさん、登山道に車を置いてあるので
そこまで乗せて行ってくれれば教えてあげる」と山ガ―ル

「歩いたら!根性のない奴だなぁ」と私
「ハハハ」と山ガ―ル
「わかった、どうせ一人だから乗ったらッ」と私




初めて秋山郷に入る


あの山の尾根を縦走してきたというから
「根性のない奴」は訂正
目標は100名山完全制覇と山ガ―ル

(注釈)
鳥甲山(2,037m)は日本200名山の一つで
岩壁が荒々しく厳しいため信州の谷川岳と
登山者に親しまれているそうだ





初めて秋山郷に入る


猿の大群をよけながら運転(猿が見えるかな)
もし熊が出てきたらどうしようと不安になったが
よく考えたら既に熊?を乗せているようなもので
バックミラーの山ガ―ルにアイコンタクト
勘のいい山ガ―ルもアイコンタクトでいい雰囲気




初めて秋山郷に入る


鳥甲山の登山道で山ガ―ルと別れて栄村へ

袖すり合うも他生の縁
去り難さに後ろを振り向きながら
道路標識を見ると「国道405」
結局津南に逆戻り
私の人生を見るようで笑ってしまうが
帰る故郷がある幸せに感謝


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Posted by かとうさとる at 02:25 | Comments(0) | 越後妻有2012
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