2012年05月09日
帰るふる里がある幸せに感謝
今日(8日)は朝からバタバタ
義兄の通夜~葬儀もとどこおりなく終り
地方紙のコラムも予定通り入稿
時計を見ると朝の8時(また徹夜)
慌てて朝風呂に入って新幹線に飛び乗ったが
入稿した原稿が気になって担当の記者に確認の電話を入れると
入っていないとのこと
どうやらまたメールアドレスを間違えて入稿したらしい
「時間がないため別の原稿で埋めるから」と件の記者
「ゴメン」と私
朝からバタバタ(何か忘れていないか心配)
ホテルニューオ―タニ「鳳凰の間」で
一葉式いけ花創流75周年
粕谷明弘家元継承30年祝賀会
ニューオータニの「鳳凰の間」から観た日本庭園
粕谷明弘さんのプロフィールについては
既にブログで紹介しているため省くが
世界の各都市でいけばなのデモストレータ―として活躍
そんなわけで海外支部も多く祝賀会も国際色豊かで
華やかなもの
肝心の写真を撮るのを忘れてしまったため
雰囲気を上手く伝えることができないのは残念だが
出席者は約400名。東京を中心に活躍する華道家が一堂に会した
といえば、粕谷さんの立ち位置が理解いただけるのではないか
粕谷さんはもとより来賓のスピーチはそれぞれに
人柄や一人一人のいけばな観がにじみ出たもので話も被らず
みんな上手い。(長いのが玉にキズと陰の声も)
白眉はいけばなの現状に対する厳しい分析と
平成のいけばなの可能性について言及した
脚本家の早坂暁さんのスピーチ
いけばなと俳句は日本文化の両輪で
俳句は言葉を生けることで国際化を獲得した
いけばなは花で俳句を創ることで活路を拓け
という主旨のエールで
「平成の華日記を書く」と早坂暁さん
(注釈)
「花の言葉」をいける方法論(文化)をもてという意味
抽象的で難しいが「花で人間をいける文化」とすると
早坂さんの言わんとする意味が理解できるのではないか
みんなとお茶を飲んで別れたあと
何の不満もないのに心の中は風がスカスカ
ふと歩きたくなって地下鉄を途中下車
秋の日はつるべ落としというが
初夏もまたつるべ落とし
帰るふる里がある幸せに感謝
Posted by かとうさとる at 01:50 | Comments(0) | いけばなから