2011年11月01日

大地の芸術祭の最新情報











室伏も食べたのかな?



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中京大学ハンマー練習場の土手に植えられた柿
以前は一人で黙々と練習する室伏の姿をみかけたが
近頃は姿をみないとのこと
室伏もこの柿を食べたのかな?(多分渋柿だと思うが)




駆け足で横浜トリエンナーレを覗き見

前回のブログで「いけばな雑司ヶ谷2011の開催せまる」を記したが
当日の目的はもう一つ、閉幕が近づいた横浜トリエンナーレと
大地の芸術祭の記者発表会をハシゴすることで、今回はその続編



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横浜トリエンナーレについては私が説明するまでもないため省略



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渋谷駅から東急東横線(みなとみらい線と相互乗り入れ)で横浜へ
東京圏に来て感じることは、公共交通のアクセスの良さと料金の安さ
加えて居酒屋の値打ち感で、渋谷駅からみなとみらい駅まで460円



観るモノ全てがハイカラで
キョロキョロウロウロ



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「みなとみらい駅」を降りると目の前にアートな風景が飛び込んできた
トリエンナーレという先入観があると工事現場から覗いたユンボも
アートに見えてしまうから恐ろしいが、ディシャンの「泉」で悪くない



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農村舞台から出てきたオジサンにとっては
観るモノ全てがハイカラでキョロキョロウロウロ



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工事用の囲いをキャンパスに描かれたランドスケープ



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作家はメディアアーティストのカールステン・ニコライ(ドイツ)
八色のステッカーを観客が自由に貼りつけた参加型の作品で
こういう仕事は他人のリズムに任せるが一番(写真は図録から転載)



ユルキャラの12神像?がお出迎え



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横浜美術館正面に設置されたユルキャラの12神像?
作家はウ―ゴ・ロンディーネ(スイス)



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入場券は特別連携セット券1900円・一般1600円



で、こちらが横浜美術館の
エントランスホールの展示




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ほどほどにアカデミックでアートの博物館?みたい



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ざっと概観した印象はアートの重厚感は感じたが
天井を突き抜けるようなアートの開放感は希薄

乱暴な言い方をすれば
作品の問題ではなく、美術館という制度(ハコ)が
現代アートと本質の部分で乖離しているからではないか



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そんな中で私のモヤモヤ感を払ってくれた1点
作家はマッシモ・バルトリーニ(イタリア)
大地の芸術祭に出品が決まっているとのことで
越後妻有でどんな仕事を魅せてくれるか再見が楽しみ



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同上の作品の部分
工事用の足場パイプを組み立てたオブジェの足元にオルガンを設置
単純な構造なのに教会の中にいるような聖性を感じるから不思議だ



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全体はこんな感じ(図録から転載)
百聞は一見に如かずでやはり観ないとダメ



左奥が第二会場の
日本郵船海岸通倉庫




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やはり現代アートには倉庫がよく似合う



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もう面倒のため先を急ぐが今回のトリエンナーレで一番の収穫が
ジュン・グエン=ハツシバ(母方が日本人で父方がベトナム人)



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彼はさまざまな困難の犠牲になった人々や
それに立ち向かう人々に捧げる「メモリアル・プロジェクト」を
各地で展開



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今回彼は東日本大震災の被災地へさらには日本へのエールを送る
「メモリアル・プロジェクト」を展開



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トリエンナーレではこのプロジェクトの記録と
ホーチミン市と横浜の二つの都市の地図上に
再生や新たな始まりへの希望の象徴として桜の花を描きだした

言葉で説明すると陳腐になってしまうため省くが
アーティストとしての誠実さが美しいカタチとなって昇華
私はこんなに美しくて残酷な花を観たことがない

■横浜トリエンナーレは6日(日)まで



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歩き疲れたため大桟橋で空と海を見上げてひと休み
  


最後に大地の芸術祭の最新情報を


10月28日(金) 代官山のアートフロントギャラリーで
地域の資産を生かし世界に影響を与えた大地の芸術祭
越後妻有アートトリエンナーレ2012の概要が発表された

▼会期⇒2012年7月29日-9月17日(月・祝)51日間
▼開催地⇒越後妻有地域(新潟県十日町市・津南町)760k㎡
▼主催⇒大地の芸術祭実行委員会
▼共催⇒NPO法人越後妻有里山協働機構



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5回目を迎える今回は「震災からの復興」をテーマに
40を越える国と地域から世界的なアーティストの参加が
予定されている



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大地の芸術祭で特筆すべきことは
過去4回の開催を通して蓄積された180点近い作品が常設公開され
東京23区より広い越後妻有全体が広大な自然美術館に代わったこと
継続は力なりというが総合ディレクター北川フラム氏の構想力に
脱帽するほかはない



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記者発表が行われたアートフロントギャラリーの入り口



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記者発表でスピーチするオーストラリア大使

まだまだあるけどこれでオシマイ!



こちらは地元の矢作新報に
連載している私のコラム



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Posted by かとうさとる at 22:53 | Comments(0) | アートの現在
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