2016年03月05日

マリー・ローランサン展に足を運ぶ









過日、
碧南市藤井達吉現代美術館で開催中の
マリー・ローランサン展に足を運んだ



碧南市藤井達吉現代美術館は
碧南市出身で昭和の本阿弥光悦と称えられた
藤井達吉の研究・顕彰を中心に

全国各地の地方美術館と連携した企画展や
良質な愛知の作家を積極的に取り上げるなど
独自の美術館活動を展開

地方美術館のモデルの一つとして
注目を集めている






  美術館は旧商工会議所の建物を改修したもので
  「大浜てらまち」の寺々と修景し歴史的景観を形成
  
  写真の黄色いモビールは
  風や水で動く彫刻で世界的に知られる新宮晋の作品
  道路を隔てた寺院は「大浜てらまち」のランドマーク西方寺
  西方寺太鼓堂右手の黒い蔵は九重味醂の本社
 


マリー・ローランサン
愛と色彩のシンフォニー






マリー・ローランサンは
20世紀前半のパリを中心に
独自の淡く美しい繊細な色彩で人々を魅了
以来世界中で愛され続けている女流画家で
日本でもファンが多い


私が足を運んだ日は平日だったが
妙齢な婦人を中心に審鑑者がひきもきらず
駐車場に車を停めるのに難儀をしたほど


本展は
ピカソやブラックなどの交流を通して
当時最先端といわれたフォービズムや
キュビスムの洗礼を受けたローランサンが
どのようにして
「愛と色彩のシンフォニー」と形容される
独自の様式を確立して行ったのか
時系列で展開


ローランサンを通して
ピカソやブラックの時代が
立ち上がってくるから
一度で二度美味しい内容で
お得感満載

  
会場入り口に置かれた鑑賞ノートも
ご婦人方の青春の思い出と重なるのか
みな熱い






会期は明日の日曜日まで
衣浦方面にお出かけのご用のある方は是非
   


Posted by かとうさとる at 01:45 | Comments(0) | 美術・博物館+ギャラリー