2015年09月18日

農村舞台はアートで秋の収穫祭/其の二




悪いやつほどよく眠る


昨日は終日BGM代わりに
安保法制を巡るドキュメントを観察した


悪いやつほどよく眠る(黒澤明)というが
政治をみっともなくさせても恥じず

高見の見物と国民を見下している
人物や取り巻きに
薄気味悪い恐怖心を覚えたのは
私一人ではないと思うがどうか



余談に逸れたが
みなさんはシルバーウイークの
予定は決まりましたか?


私のお薦めは
実りの秋をぶらりふらり行く
近場の小さな旅がお洒落






そんなコースの一つが
市内の中山間地に点在する
農村舞台群をピンポイントで巡る旅


先ずは
農村舞台アートプロジェクトの
「アート」が開催中の
旭地区の農村舞台から

会期は27日(日)まで
時間は夜明けから日没





  道に迷っても♪ケセラ~セラ~(古っ)と
  口笛でも吹いて愉しむのが旅の達人
  道はどこかに通じているから大丈夫  


①杉本町神明神社農村舞台





  杉本町のランドマークは
  神明神社の境内にある国の天然記念物「貞観杉」





  麓の貞観杉から舞台までは急な石段~参道を登っていくため
  みんなハァーハァー息を切らしていたが
  私のせいではないのでご容赦を

  古老の話によると伊勢湾台風で倒れてしまったが
  境内はこんな巨樹が生い茂っていたというから
  巨樹の森を観たかったな






  杉本町神明神社農村舞台は伊勢湾台風で倒壊したため
  古材を使って再建したとのことだが
  農村舞台を巡って気がつくことは
  伊勢湾台風の爪痕の大きさで
  伊勢湾台風前と後の記録がいるのではないか









杉本の舞台に挑んだのは
絵本作家として活躍する中村広子さん

中村さんは集落の昔話を取材して
絵と文で記録する仕事を
ライフワークとしているが
どんな絵巻に仕上がるのか楽しみ

  

③大田町伊雑神社農村舞台







大田の舞台に挑んだのは
小原和紙のユニットとして活躍する
加納恒さんと加納登茂美さん



④旭八幡町八幡神社農村舞台







  旭八幡町八幡神社の舞台は中央が左右に分断されている
  目的は参詣の通り道と山車の収納場所を確保するためで
  舞台を使用するときは板を渡して一体化するなど
  農山村の知恵の一つで拍手
  






旭八幡の舞台に挑んだのは
初参加の加藤恵利さん
完成度も高く鮮やか




②加塩町加塩神社農村舞台









  境内の白い花は舞台を訪れた人が散華したもので
  会期が終わる頃には境内は
  白い花で埋め尽くされるというから楽しみ


廻り舞台が現存する
加塩の舞台に挑んだのは
アートのユニットとして活躍する
中根栄二さんと中根理さん



北三河芸農祭もあるよ!




エリアの旭高原「元気村」では
ユニークな北三河芸能祭が開催され
「山の上音楽祭」には
あの加藤登紀子も出演するというから
近場といってあなどるべからず


シルバーウイークは
これで決まりだ
  


Posted by かとうさとる at 12:48 | Comments(0) | 農村舞台