2014年10月03日

老人漂流社会″老後破産“の現実

















外遊先での大盤振る舞いと
足元のギャップは
どう考えてもおかしい


内政と外交は国をマネージメントする両輪ということは
子どもでも知っている

問題は外交の中身
政府は15年に改選される
国連安保理の非常任理事国入りという狙いがあるのか
訪問する先々で国際貢献、人道支援の名のもとに
大盤振る舞いしているように見えるのは
余り見栄えのいいものではない





NHKスペシャル
「老人漂流社会″老後破産“の現実」は
そんな華やかな国のもうひとつの現実を追った
(NHKオンデマンドで放映中)

高齢者人口は3000万人を突破
独り暮らしの高齢者は600万人を超え
その半数、およそ300万人が生活水準以下の
年金収入しかない…

私もその内の一人で
背筋が凍り付いてしまった

2004年4月、イラクで起きた人質事件で
イラク支援ボランティアをしていた
高遠菜穂子さんが武装勢力に拘束されたとき
政府与党から
「わかっていて危険な場所に行ったのだから
つかまっても責任は本人にある」という
「自己責任論」が噴出したことは記憶に新しい

誰が主導したのか知らないが
人間の尊厳に無神経(非知性)という根は
今も変わっていない

理屈はどうあれ
外遊先での大盤振る舞いと
足元のギャップは
どう考えてもおかしい


私も減築を急がないと大変




   2014年9月10日朝日新聞より転載








  


Posted by かとうさとる at 04:02 | Comments(0) | らくがき帖