2014年09月30日

農村舞台で鳥肌の飯野八兵衛



一昨日
藤岡飯野の秋葉神社農村舞台で
農村舞台アートプロジェクト秋版の
最後を飾る構成舞台
「義人・飯野八兵衛」が上演された








飯野八兵衛とは

262年前の宝暦2年
挙母藩で起きた「宝暦の世直し騒動」として
今に語り継がれている百姓一揆の首謀者

八兵衛の本名は山本と言ったが
誰いうとなく飯野を代表するひとかどの人物ということで
飯野八兵衛と呼んだように
騒動の発端となったのが
現在の藤岡飯野町

構成舞台「義人・飯野八兵衛」が上演された
秋葉神社はその八兵衛が崇敬したゆかりの神社で
境内は異様な熱気に沸いた

真実に勝るサスペンスはない

篝火に浮かび上がった農村舞台の異空間に
長唄・三味線の至宝「六柳庵やそ」と
パーカッションの異才「MABO雅弥」の
セッションが共振

真実に勝るサスペンスはないというが
次々と明かされる事件の背景と展開に
息をする人もいない

地元の飯野小学校の子どもたち
と群読団も健闘

夢から覚めた境内は
万雷の拍手につつまれた



六柳庵やそさんと
MABO雅弥さんのこと









私が飯野八兵衛の舞台化を決断したのは
六柳庵やそ さんがいたからで
もし「やそ」さんがいなければこの構想は
日の目を見ることはなかった

やそさんとは30年来のお付き合いで
気心は知れているが問題は「やそ」さんの体調で
3年前、「もって3年」と医者に宣告された癌が
この春、五度目の転移

リハビリは嘘はつかないというが
壮絶なリハビリを知っているだけに
一瞬ためらったが心を鬼にしてムリをお願いした

「やそは癌を売り物にしているが
嘘じゃないか、というやつがいる」と笑ったが
目は笑っていない

「かとうさんのおかげで
また少し寿命が延びた…」と
やそさん





プロデューサーで最も重要な仕事のひとつがキャスティング
六柳庵やそさんの次に決めたのが
劇団四季のライオンキングのパーカッションなど
パーカッションの異才、MABO雅弥さん

マーボさんとも30年近くのお付き合で
私なりに理解しているつもりでいたが圧巻!
不明を恥じるしかない


本番前はこんな感じ




練習⇒リハ⇒本番と見事に大化けした軍団の練習





警備を依頼した地元の消防団も到着





舞台から客入りが始まった秋葉神社の境内を見るとこんな感じ
一度舞台に立つと病みつきになるというが
なんとなくよくわかる


全ての関係者に深謝!

六柳庵やそさん
MABO雅弥さん
演出の加藤真人
旧豊田演劇集団の近藤博・宇井克旨・安藤嘉加・山本奈津子
藤岡歌舞伎連、地元の群読団
飯野小学校の子供たち
飯野自治区・まちづくり協議会
八兵衛が眠る林宗寺
舞台をマネージメントした文化振興財団etc
全ての関係者に深謝!

  


Posted by かとうさとる at 20:19 | Comments(0) | 農村舞台

2014年09月30日

乙部の果樹園で梨の出荷が盛り



















ギネスに載ったジャンボ梨は
まだネットの中で成長中



ジャンボ梨は「愛宕」の愛称で
ギネスブックに登録されている
とよたの名産品のひとつ


外出の帰路
ジャンボ梨を生産している
乙部の大澤果樹園に立ち寄ると
家族でネットをかぶせている最中






「何しとるだん」私
「台風がくると落ちちゃうから」と大澤さん
備えあれば憂いなしということか…

学ばないといけないが
キリギリスの私にはできない相談で
苦笑するしかない



デカっ!




写真のジャンボ梨は2010年のコンテストで撮ったもの
生産者は乙部町の梨農家の梅村和也さん

梅村さんはジャンボ梨コンテストでは有名で
ジャンボ梨の平均的な重さは2キロほどだが
梅村さんのジャンボ梨は
3キロを超えるものもあるというから
デカっ!



出荷は
例年どおりであれば
11月10日頃から12月中旬頃まで


  


Posted by かとうさとる at 12:00 | Comments(0) | とよた風土記