2014年05月23日

本格的な学術調査が待たれる豊田市の農村舞台群









目視調査の限界と
本格的な学術調査の重要性




   野口町の野神社は平安時代中期に編纂された
   延喜式神名帳(927年)に記載されている
   市内でも由緒のある神社の一つ




   新たに確認した野神社農村舞台


野口町の野神社の農村舞台は
棟札がないため定かではないが
古老の話によると
宝暦4年(1754年)の社殿造営時に建造

茅葺きで廻り舞台のある
本格的な舞台として親しまれてきたが
残念ながら老朽化が進み昭和30年代に解体
現在の舞台は解体した部材を使って
縮小して再建したとのこと

私は農村舞台の目視調査を始めて以来
中金町から足助に至る飯田街道沿いの
各集落に舞台が現存しているのに
由緒のある野神社に舞台がないのを
不思議に思ってきた

見落とした不明は恥じるが
古老の話が事実であれば
昭和30年代まで
市内最古で最大級の舞台が
野神社に現存していたことになる
もったいない話ではないか

市内の北部から東部の中山間地の
各集落に展開する農村舞台群が
地域の文化的特性を表していることは
もう疑う余地はない

ここまでくれば
文化財課の出番で
農村舞台群の本格的な学術調査は必須!
  


Posted by かとうさとる at 23:18 | Comments(0) | 農村舞台

2014年05月23日

農村舞台絵地図のゲラが刷りあがる




完成は7月中旬を予定




   下山地区羽布町在住の画家で絵本作家の中村広子が
   半年かけて農村舞台を調査して描きあげた絵地図の表紙




   絵地図の部分


絵地図は
目印となるランドマークのほか
スタンプラリーなどに使えるように
地域の名勝や旧跡なども
描かれている

絵地図はこのあと
農村舞台群の概要と
84全舞台の基本情報を加え
完成は7月中旬の予定



農村舞台数が増えた理由

豊田市の農村舞台数は
当初の目視調査で79舞台を確認したが
今回の絵地図作成にあわせた再調査で
新たに6舞台が判明

実行委員会はこの報告を受けて
市内に現存する農村舞台数を
78舞台から84舞台に訂正した


  


Posted by かとうさとる at 13:18 | Comments(0) | 農村舞台

2014年05月23日

みんな難しいことを望んでいるのではない











大飯再稼働差し止め


山の格言に
〈道に迷ったときはもと来た道に戻れ〉
という言葉があるそうだが
国に当てはめれば〈三権分立〉が
これにあたるのではないか







   2014年5月22日朝日新聞より転載


厄介な政治案件は避けるという
司法の流れがあるなかで
〈生存にかかわる人格権〉を説き
「電気代と住民の安全を
同列で考えるべきではない」
という福井地裁の判決は
目から鱗で拍手(パチパチパチ)




みんな難しいことを
望んでいるのではない






   昭和の森で憩うご夫婦

仲良きことは美しきかな

  


Posted by かとうさとる at 00:55 | Comments(0) | らくがき帖