2013年08月19日

衝撃のあいちトリエンナーレ2013














憎らしいほどの贅沢さ


瀬戸内国際芸術祭もいいが
「あいち」を見ずして
2013のアートを語るな!






    美術手帖9月号増刊(消費税込み1,260円)

近年、三年に一度という意味の
トリエンナーレ方式を採用するアートフェスが定着
毎年のように日本各地のどこかで○○トリエンナーレが開催され
普段アートに興味のない方も目や耳にされているのではないか




    9月13日の朝日新聞より転載



    9月14日の中日新聞社説より転載

トリエンナーレについては
このブログでもたびたび書いているため省くが
私の地元の愛知で都市の歴史や空間をまるごとミュージアムにした
国内最大規模の「あいちトリエンナーレ2013」が開催され
話題をよんでいる




    八草駅は家から車で15分ほど
    名古屋の中心「栄」まで藤ケ丘から地下鉄に乗り換えて約40分ほど


遠出するには足が完治していないのと
会期が10月27日までのロングランのため
もう少し涼しくなってからと予定をしていたが
日本女性新聞の取材が入ったのを幸いに
昨日、八草駅からリニモに乗った




   国際美術展のチケットは大きく分けて
   会期中フリーパスのフリーチケット(3500)と
   一会場一回限りの普通チケット(1800円)の2種類あるが
   会期とエリアの広さを考えるとフリーパスがお得でお薦め


足を運んだと言ってもメイン会場の一つ
愛知芸術文化センターを中心に
「栄エリア」の一部を見ただけだが唖然呆然

都市型のトリエンナーレと言えば
2001年から政府主導でスタートした「横浜トリエンナーレ」が有名
私も初回から2011年の第4回まで毎回足を運んでいるが
今回の「あいち」は横浜トリエンナーレ以上の衝撃

今頃ガイドブックを開いているようでは
泥棒を見て縄を編むようで笑ってしまうが
今回のイチオシの向井山朋子+ジャン・カルマンなど
必見のアーティストが岡崎会場に回るなど
憎らしいほどの贅沢さ



あいちトリエンナーレ2013を見るなら
愛知芸術文化センターから





正面の建物がメイン会場の一つ愛知芸術文化センター
写真を見て「えっ人がいないじゃん」と思われるかも知れないが
名古屋人は中日ドラゴンズ(ドラキチ)と地下街と
味噌煮込みとモーニングとランチと
なぜか伊勢の赤福が大好きで
みんな地下街を歩いているため見えないだけ



テーマは「揺れる大地」




    あいちトリエンナーレのテーマ「揺れる大地」を象徴する
    ヤノべケンジの《サン・チャイルド》



今回のトリエンナーレは34の国と地域から122組が参加
このうち国際美術展の参加作家は76組で
愛知芸術文化センターには半数近くの作家が出展






    理屈抜きで「わぁっ」と声をあげてしまった
    ソ・ミンジョンのインスタレーション



まだ一部を観ただけのため軽々に言うのは憚れるが
あいちトリエンナーレを包む聖性は否応なしに
テーマの「揺れる大地」に行き着く

東日本大震災を直接体験した芸術監督の五十嵐太郎の目が
隅々に行き届いて作家もセメント勝負で応える

コ―ネリア・パ―カ―、ア-ノウト・ミックなど
衝撃を受けたインスタレーションはなぜか撮影不可

撮影フリ―でも宮本佳明、青野文昭やミクストメディア(映像)作品など
私の写真が下手で上手く撮れなかったりして
ここで紹介できないのは残念だが百聞は一見にしかず
瀬戸内国際芸術祭もいいが「あいち」を見ずして
2013のアートを語るな!


大友良英&あまちゃん
スペシャルビッグバンドも出演





オペラや演劇や身体表現など
多彩なパフォーミングアーツもお薦め

9月7日(土)栄のオアシス21で
朝ドラの「あまちゃん」の音楽でブレイクしている
大友良英が総合プロデュースする「プロジェクトFUKUSHIMA!」
が開催される。入場無料でまさか能年玲奈は来ないと思うが
サプライズがありかも

説明は不可のため詳しい事は
書店で美術手帖9月号増刊を買い求めるか
「あいちトリエンナーレ」で検索を










  


Posted by かとうさとる at 17:32 | Comments(0) | トリエンナーレ