2013年07月15日

あいちトリエンナーレ③商売ベタは愛知の県民性か






今日は海の日

今朝は一番で病院の扉をあけようとしたら開かない
よくみると本日休診の札

次に「平針の自動車試験場」に行くとガラガラ
こちらもよくみると本日休日の札
今日は海の日と気がついたが後の祭り

帰路、元町珈琲に立ち寄ると満席で順番待ち
ようやくニューズウィークで涼んだが
苦笑するしかない



瀬戸内国際芸術祭2013

広報活動は
分からない人にわかりやすく
分かった人にはより深くわかるように






瀬戸内国際芸術祭2013のパンフレットの表紙

家に帰るとアートフロントギャラリーから
瀬戸内国際芸術祭2013と越後妻有2013夏の印刷物が届いていた

バンフレットを開くと目の前に
瀬戸内の青い海と島々と見たいアート作品が
浮かびあがってくるから秀逸














パンフレットの部分

いま、なぜ瀬戸内国際芸術祭なのか
夏の見どころは何か(秋版もあるため)

東北・北海道の人も
関東圏の人も
甲信越の人も
東海・北陸の人も
関西圏の人も
中国・四国・九州の人も
このパンフレット一つあれば
瀬戸内国際芸術祭を巡ることができるから親切


こちらは
瀬戸内国際芸術祭2013の見どころを
紹介するプログラム








プログラムの部分


プログラムはA2版の変形をA5版の折りたたみにしたもの
セカンドバッグに入るサイズで便利
裏面をひろげるとイベントカレンダーが一体になった
瀬戸内のマップになっていて親切

(注釈)
放送番組で外国語を使いすぎるため精神的苦痛を受けたと
NHKを提訴した裁判が話題になったのは記憶に新しい

トリエンナーレなど国際展も例外ではないが
多くはもともと日本語にない概念を伝えるもので
カステラなどと同じように
時間がたてば外来語として定着するのではないか

例えば、近年演劇や舞踊など身体で表現をする公演や舞台芸術をひとまとめにした
パフォーミングアーツという言葉がよくつかわれる
人間は言葉を手にして考える葦になったように
外国語と避けるのではなく外来語として素直に学んだ方が賢明




こちらはアートフロントギャラリーの
ツア―の案内(参考までに)









ツア―は瀬戸内国際芸術祭をプランニングする
アートフロントギャラリーが企画したもの

瀬戸内国際芸術祭は
直島、小豆島、豊島、犬島、男木島、女木島など
魅力的な島々が多く短期間で巡るのは無理
しかも宿泊の予約がとれない
こんなときは宿が確保できて見どころをすべて知る
アートフロントのベテランスタッフがガイドしてくれる
ツアーを利用するのが一番

夏バージョンは日程的に難しいため
秋バージョンに申し込もうかな
宜しかったらいかがですか



瀬戸内国際芸術祭2013から見えた
あいちトリエンナーレ2013に
欠けているもの



今週金曜日発行の地元紙のコラムに
「トリエンナーレで試されるは地域の民度」のタイトルで
あいちトリエンナーレの応援記事(私なりの方法で)を書いたが
残念ながらあいちトリエンナーレの認知度は
関係者の範囲で広まっていないのが現状ではないか

過日も豊田市美術館で
あいちトリエンナーレのチラシやプログラムを探したが、無い!
ネットの時代で紙媒体は非効率と思っているのかも知れないが
ネットの情報はマニアの範囲で限界
イメージも伝わらない
「予算がない」という声も聞いた

とんでもない話で
一人でも多くの人に知ってほしい
一人でも多くの人に見てほしい
という熱意と創意工夫の欠如ではないか

新潟県の中越地域の東京23区より広い里山が
世界でも有数なアートの聖地に発展したのも
瀬戸内国際芸術祭が4大トリエンナーレで最大の観客数を数えるのも
彼らの発信力に対する神さまのご褒美で
昔「のぞみ」のダイヤ改正で名古屋飛ばしと騒いだ反省に
少しも学んでいない

他人のことは言えないが
十分魅力的なプログラムなのにもったいない



  


Posted by かとうさとる at 20:43 | Comments(0) | トリエンナーレ

2013年07月15日

あいちトリエンナーレ(2)私のイチオシはコレ










パフォーミングアーツ
向井山朋子+ジャン・カルマン







向井山朋子(写真左)は
アムステルダムを拠点に活動する
ピアニスト&ビジュアルアーティスト
越後妻有アートトリエンナーレ2009で
女性の「性/生」をテーマに10000枚の白いドレスによる
衝撃のインスタレーションを発表
美術史を塗り替える才能に出会うチャンスはまさに千載一遇
そんな才能が名古屋にやってくるのに
見逃す手はない

ジャン・カルマン(写真右)は
1945年パリに生まれる
世界的なアーティストや作曲家と協働して舞台作品を制作
なかでも越後妻有の「最後の教室」など
クリスチャン・ボルタンスキーのコラボレーションは有名


予測不能で必見!!

「よくわからない」と批判しながら
イチオシとは矛盾するが
妖気漂う天才と鬼才のコラボレーションは
予測不能で必見!!

  


Posted by かとうさとる at 12:31 | Comments(0) | トリエンナーレ