2013年03月28日

猿投の桃が開花



猿投山と猿投古窯







日本の焼き物のルーツ「猿投古窯」の名は
陶磁史に少しでも興味のある方であればほとんどの方が
知っているのではないか

奈良時代から鎌倉時代のはじめにかけて千基を超える窯が焚かれた
一大窯業地帯の存在が明らかになったのは昭和29年9月
猿投山西南麓の愛知用水の工事現場で不思議な陶器の破片を入手した
陶磁研究家の本多静雄さんが破片の出た畑を調査して指摘したもので
須恵器から古瀬戸の空白を埋める歴史的発見として
話題をよんだのは周知のとおり

そんな焼き物ファンでも猿投山が
豊田市にあるというと驚く人も多い

注釈/猿投古窯に興味のある方は
■豊田市民芸館☎0565-45-4039
■愛知県陶磁資料館☎0561-84-7474
で見て学ぶことができます



その猿投山南山麓で
桃の花が開花









猿投山南山麓の地層は花崗岩が風化したサバ土で水はけが良く
果樹栽培に適していることから桃、梨、柿などの出荷が盛んで
中でも「桃」はブランド品扱い







正面に見える山が猿投山
見頃は4月7日前後になると思うが
4月中旬まで楽しめるのではないか


お薦めは桃源郷を周遊する
ウォーキング


近くには猿投神社、国指定の舞木廃寺塔墳
県指定の池田一号墳など史跡も多く
知的散策コースのモデルのようなもの

コースプランを考えるのもウォーキングの楽しみ
あとはご自分でどうぞ  


Posted by かとうさとる at 20:04 | Comments(0) | フォト歳時記