2012年11月08日

小原でユニークな里山アートプロジェクトはじまる









四季桜の豊田市小原地区で
里山アートプロジェクトが
はじまった


■会期⇒12月2日(日)まで







このアートプロジェクトは
「あいちトリエンナーレ地域展開事業~あいちアートプログラム」
連携事業として企画されたもの







総合プロデューサーの竹内正美さんは
名古屋から小原に移り住んだ
まちおこしの辣腕プロデューサー

プログラムはチラシにあるように
●企画展示「森の記憶里の回想」
●田んぼに出現!「巨大アート案山子」
●和紙でグラスアート
●和紙のお面「デッカメン」がお迎え
●ワークショップ「森のへんしんマスク」をつくろう
●ワークショップみんなでつくろう「里行くあんどん」
●イベント「里行くあんどん」軽トラギャラリーパレードetc
と遊び心満載で竹内ワールド全開




田んぼに出現!
巨大アート案山子


竹内さんがノミネートした若手作家が
小原の里山からインスピレーションを得て制作した巨大なカカシや
カカシをモチーフにしたオブジェを田んぼに設置

出品作家は鈴木琢磨、中村恵、敦木愛子、櫻井里恵、田中恵
平山真也、小澤直樹の7名







チラシをみると11月3日satとなっているが
里山に流れる時間はスローで公開制作中の作品も

「ひさしぶり」と私
「今日中にはなんとか完成させたい」と鈴木琢磨さん







田中恵さんの「かかしのカタチ」







小澤直樹さんの「Guardian」(守護神)







櫻井里恵さんの「かかし庵」







右の帽子を被った女性が櫻井里恵さん







野良の茶会を楽しむもよし
ごろんと横になるもよし
田んぼの「かかし庵」は安藤忠雄も顔負け

今回のプロジェクトの収穫の一つで
櫻井里恵さんの次の展開が楽しみ







こちらは中根栄二さんと中根里さんが
子どもたちとワークショップで制作した
和紙のお面「デッカメン」のインスタレーション

中村恵さん
敦木愛子さん
平山真也さんの作品は写真を撮ってなかったため
後日改めて紹介したい(ご容赦を)





森の記憶里の回想






企画展示「森の記憶里の回想」のアプローチには
「デッカメン」が点々と設置されて
森の記憶に導かれるという趣向らしい







舞台は大坂町熊野神社境内







作家は中根栄二さんと中根里さんのUnit







熊野神社農村舞台に設置されたインスタレーション
静謐なたたずまいが境内を支配して鮮やか




会場はこちら






■会場は小原稲荷の看板が目印

■問合せは里山アートプロジェクトinおばら実行委員会事務局
☎0565-65-2011
















  


Posted by かとうさとる at 18:52 | Comments(2) | アートの現在

2012年11月06日

縄文の火焔岡本太郎展に足を運ぶ















碧南市藤井達吉現代美術館と
大浜の風景



昨年生誕百年ということでメディアが競って岡本太郎を特集した
私も国立近代美術館で開催された岡本太郎大回顧展に足を運んだ

その岡本太郎の展覧会が
碧南市藤井達吉現代美術館で開催され話題をよんでいる






碧南市藤井達吉現代美術館はこのブログでもたびたび紹介しているが
碧南市出身で日本の近代工芸の発展に大きな影響力を与え
小原和紙を指導した藤井達吉の調査研究を目的に設立された
地域密着型美術館として2008年に開館

もう一つの特徴は全国各地の中小美術館との連携企画や
東海地区の優れた作家をサポートする独自の美術館活動で
地方美術館の可能性にチャレンジするなど
目が離させない美術館の一つとなっている







奥の建物が碧南市藤井達吉現代美術館
旧碧南市商工会議所を美術館に改築したもので
手前の望楼は蓮如上人ゆかりの寺町
碧南のランドマークの一つ西方寺の望楼

大地の芸術祭や農村舞台もそうだが
碧南の最大の文化資源はこの寺町の景観で
美術館と寺町が手を組むと
とんでもない化学反応が起きそうで
豊田市民としては複雑系

小さいゝと笑ってしまうが
こういう複雑系をプチナショナリズムというのかも







左はテレビのコマーシャルでお馴染の九重味淋の本社
正面に前述した西方寺の望楼が見えるように
美術館の一帯は湊町として栄えた旧大浜の面影が色濃く残っている







現在は海浜工業地帯に代わってしまったが
私たちの子どもの頃海水浴といえば
碧南の新須磨、玉津浦と決っていた

私が碧南市藤井達吉現代美術館に近しさを覚えるのは
そんな記憶とどこかで重なっているのかも知れない




岡本太郎展は
説明不要のため簡単に







岡本太郎展のチラシ






国立近代美術館を観ているため足を運ぶ前までは
碧南市藤井達吉現代美術館のスペースが気になっていたが
岡本太郎ワールド全開







詳しいことはこちらの記事をどうぞ(朝日新聞)



アクセスと問合せは








碧南市藤井達吉現代美術館
〒447-0847
愛知県碧南市音羽町1-1
☎0566-48-6602  


Posted by かとうさとる at 01:42 | Comments(1) | 美術・博物館+ギャラリー

2012年11月05日

碧南海釣り公園/世にも不思議な碧南釣法










この人たちは
何をしているのかな






みんな海を背にして
柵の向こうを見ている
中には竿を出している人も








柵の向こうは
碧南火力発電所の温排水口でした

冬場深場に下がる大物が
暖かい水を求めて
温排水口に入ってくるとのこと








「何をしているんですか」と私
「チンタ」とオジサン
「釣れますか」と私
「釣れんっ」と
不機嫌そうにオジサン


昔、「地下鉄の電車は
どこから入れたの?
それを考えると一晩中寝られないの」の
フレーズで一世を風靡した
夫婦漫才コンビがいたが
「釣れた魚をどうやって
取り込むのかな?」

それを考えると
一晩中寝られそうもない
  


Posted by かとうさとる at 13:28 | Comments(0) | らくがき帖

2012年11月04日

かわら美術館で世界絵本原画展










三州瓦で知られる高浜市やきものの里「かわら美術館」ではじまった
ブラティスラヴァ世界絵本原画展に足を運んだ






スロヴァキア共和国の首都ブラティスラヴァで
2年ごとに開催されるブラティスラヴァ世界絵本原画展は
旧チェコスロバキア時代の1967年、ユネスコと
国際児童図書評議会の提唱ではじまった
世界最大の絵本原画コンクールの一つ

この絵本原画展の最大の特徴は
実際に出版された絵本の原画を審査することで
芸術性の高い作品や、実験的でユニークな作品が集まることでも
知られている







パンフレットや入場券に掲載された原画を見てもわかるように
どの絵もピュアーで濁りがなく人間賛歌で満ち満ちていて
不遜な我が身が恥かしくなってしまった

出版された絵本も展示され手にとることができる
被災地で巡回できれば最高!



常設展の
瓦文様とやきものの美
もお薦め






かわら美術館は
高浜市の地場産業の三州瓦をアピールするため
日本で唯一の瓦をテーマにした美術館で
常設展の「瓦文様とやきものの美」もお薦め



アクセスと問合せは





かわら美術館は「衣浦大橋東」の交差点角





かわら美術館
〒444-1325 愛知県高浜市青木町9-6-18
☎0565-52-3366











  


Posted by かとうさとる at 23:18 | Comments(0) | 美術・博物館+ギャラリー

2012年11月03日

文化の日野菜も柿も花のうち












もし河童が迎えにきたらどうしよう







お釣り土場からの帰路
亀首の農家の露天で野菜と果物を
籠川の河原でコスモスを手土産に帰宅
さてどうしよう

花:秋桜、鶏頭、百日草、擬宝珠、紫蘭
野菜:白菜、大根、蕪、人参
果物:林檎、柿
器:プランターの皿  


Posted by かとうさとる at 22:09 | Comments(0) | 花日記

2012年11月02日

名古屋で現代の織部鈴木五郎展開催中










現代の「へうげもの」と言えば
鈴木五郎で決まり!



NHKBSで
戦後時代に現代美術の華、織部焼を咲かせた
古田織部を主人公に描いた「へうげもの」が放映されている









現代に「へうげもの」はいるか!と問えば
誰もが挙げるのが「鈴木五郎」の名







焼き物に関心のない人でも
大地の芸術祭の人気スポット「うぶすなの家」の
織部焼の竈の作者といえば思い出す人もいるのではないか







その鈴木五郎さんの新作展が
名古屋のギャラリー顕美子で開催されている
私はまだ見ていないが会期中には足を運ぶつもり







今回は「五利部」のタイトルがついているが
「五利部」(ごりべ)とは、鈴木五郎さんの「五」と
千利休の「千」と古田織部の「部」を組み合わせたものというから
「天上天下唯我独尊」と石を投げられてもおかしくない

これが普通だが五郎さんの場合は
「ついにきたか!」と期待に代わるから凄い


(耳より情報)

市内若宮町のZENT本社のロビーに
鈴木五郎さんの巨大な大壷が展示されている

余りにも重くてしかも割れもののため運搬に難があるが
もし、この大壷がニューヨークやロンドンで展示されたら
日本美術の評価が一気にあがるはず

運搬方法はお金で解決できる問題で
もったいない話と思うのは
私一人ではないはずと思うがどうか





余談に逸れたが
会場と問合せはこちら






  


Posted by かとうさとる at 15:48 | Comments(0) | 美術・博物館+ギャラリー

2012年11月01日

この木なんの木 気になる木












こんなことを言うと不謹慎と叱られそうだが
もし日立がなくなっても
この歌は歌い継がれるのではないか

♪この木なんの木 気になる木
名前も知らない 木ですから
名前の知らない木になるでしょう♪





で、この木な~だ!







わぁー凄い!、ジャクソン・ポロックみたい






♪この木なんの木 気になる木
見たことのない 木ですから
見たことのない花が咲くでしょう♪

  


Posted by かとうさとる at 22:54 | Comments(0) | フォト歳時記

2012年11月01日

JazzRoom KEYBOARDで古屋和子ひとり語り








KEYBOARDに古屋和子見参!



大人の隠れ家として40年近く
ジャズの灯を燈しつづけているのが
市内小坂町のJazzRoom KEYBOARD







そのジャズの聖地に
ひとり語りの古屋和子さんが出演するとのことで話題をよんでいる







古屋和子さんは早稲田小劇場を経て
横浜ポートシアターの創立メンバーとして参画

ポートシアター退団後、カナダ、アメリカ、オーストラリアなど
世界各地のストーリーテリングフェスティバルに出演するほか
先住民族居留地をたずねて語りの文化の交流を重ねるなど
日本を代表するストーリーテラ―として活躍

豊田市とも大変関わりが深く
寺部八幡宮の「篝火の会」の語りを機に
「とよたストーリーテリングフェスティバル」を主導するなど
古屋和子さんに私淑するファンも多い

演目は近松門左衛門の女殺油地獄
パーカッションの和田啓とのコラボレーションは必見!



ライブの詳細はこちら







  


Posted by かとうさとる at 21:53 | Comments(0) | アートの現在