2012年09月21日

私がタイトルを「人形は葦舟で里帰り」とした理由















人形は葦舟で里帰り







小田木人形座は江戸時代中頃この小田木の地に伝えられたが
明治8年「村中倹約申合」を最後に途絶えた幻の人形座である







どのような経路でこの地に伝わったのか定かではないが
八幡神社の境内を伊那谷と三河を結ぶ中馬街道が通り
馬宿の門屋に家元があったというから
「出馬千疋、入馬千疋」を数えた伊那谷の人形ブームが
ときを経てこの地に伝わったのではないか








今は郷土資料館「ちゅ-ま」で深い眠りについているが
私たちに「元の人形舞台に帰りたい」と訴えているように
思えてならない






タイトルの「人形は葦舟で里帰り」は
古くはエジプトの壁画に描かれるなど
世界各地で今なお語り継がれている
葦舟にまつわる神話や民間伝承に想を得たもので
幻の小田木人形座の復活を願ったものである








夜の帳がおりた小田木八幡神社人形舞台跡地








  


Posted by かとうさとる at 23:29 | Comments(0) | 農村舞台

2012年09月21日

農村舞台2012/稲武でアートフェス開幕
















農村舞台アートプロジェクト2012
稲武でアートフェスティバル

■会期⇒2012年9月22日(土)~30日(日)









①小田木町八幡神社人形舞台跡地






■かとうさとる(現代いけばな・空間造形)
明治8年「村中倹約申合」により途絶えた
幻の小田木人形座に想を得たインスタレーション
(「人形は葦舟で里帰り」参照)




②御所貝津町制約神社農村舞台






■物部浩子(書)
後醍醐天皇の皇子、宗良親王は遠州井伊谷城に赴き
この地にも大きな影響を与えた
その宗良親王の御子、伊良親王が一時御所貝津に滞在
多くの伝承を今に伝えている
写真は伊良親王の歌碑に想をえた書のインスタレーション




③川手町八幡神社農村舞台






■加納恒(造形)・加納登茂美(小原和紙)
手漉き和紙を透ける灯りがやさしい
インスタレーション




④押山町熊野神社農村舞台






■石田真典(写真)
幻の小田木人形座のカシラと衣装は
愛知県有形民俗文化財に指定され
今は稲武資料館「ちゅ-ま」で深い眠りについている
石田さんは小田木人形座の復活に向け
現存する全てのカシラの撮影に挑戦
入魂の展示は必見



会場マップ







問合せ
■公益財団法人豊田市文化振興財団
☎0565-31-8804
■稲武交流館
☎0565-83-1007





近くにはこんな看板が立っています



ちなみに私は
22日(土)・23日(日)・29日(土)・30日(日)の午後
会場にいる予定をしています
(もしいなかったらゴメン)


  


Posted by かとうさとる at 22:51 | Comments(0) | 農村舞台