2012年05月03日

愛知県陶磁資料館はお宝の宝庫



世間ではゴールデンウイークというのに
ここ数日終日デスクワークで深夜まで缶詰
今日は久々に外回りを予定しているため少しの辛抱だが
雨は上がるのかな…


朝刊が届くまで
県陶磁資料館の西村陽平展に
足を運んだ話を少し








家から愛知県陶磁資料館まで車で約15分
ちなみに豊田市美術館まで約20分だからコンビニに行くより近い







県陶磁資料館は県政100年を記念して
昭和53年にオープンした国内最大規模の陶磁博物館

東海地区は焼物王国と言われているように
瀬戸、常滑、多治見、土岐と窯場は選り取り見取り
おまけに陶磁資料館もあちこちにあるため
みんな同じようなものと思っているせいか知らないが
利用者が少ないみたいでもったいない

もっとも瀬戸の陶芸家も余り足を運ばないようだから
無理もないが、もしこの陶磁資料館が他所の県にあったらどうか
みんなその素晴らしさを自慢するはずで
地元の坊主は有り難くないの喩かも知れないが
もったいない話だ







話は横道に逸れたが
住所は瀬戸市南山口町234番地
愛・地球博公園から瀬戸の中心部に向かって約5分







東屋で食事をしている人がいたが
陶磁資料館の敷地と里山がバリアフリーで
公園デビューするには最適




日本の焼き物のルーツ
猿投古窯の窖窯を復元










猿投古窯の窖窯を復元した古窯館
ここを見ずして日本の焼き物は語れない
ところがほとんどの人はみんな素通りでもったいない




今月の目玉はこちら
彫刻を聞き
土を語らせる西村陽平展







西村陽平展の説明は「お薦め展覧会」で紹介しているため省くが
現代陶芸にあって私(現代いけばな)にないものは何か
西村陽平を見るとその欠けているものがよくわかる







早い時期に指摘したのが美術評論家の中原佑介で
「いけばな81EXPO81とよた」のシンポジウムで中原は
「この(現代いけばな)いけばなを語る言葉を早くもて」
と課題を指摘した

「個人の領域から文化の領域に早く移行することが市民権を得る近道」
という賢者のアドバイスで、当時の私は「伝統回帰」と反発したが
良薬というのはいつもこんなもの




まだまだある陶磁資料館
常設展はお宝の宝庫







写真では上手く写っていないが最大のお薦めは常設展
ここにくれば日本の焼き物の歴史はもとより
世界の焼き物を居ながらにして観ることができる

展示や解説も分かりやすく子どもさんのいる方は
是非ご一緒にされてはいかが



陶磁資料館のアクセスは





公共交通機関を利用される方は
名古屋駅から地下鉄東山線で終点「藤が丘駅」へ

「藤が丘駅」から写真のリニモに乗り換えて
「陶磁資料館南駅」で下車徒歩600m

問合せは☎0561-84-7474
















  


Posted by かとうさとる at 04:58 | Comments(0) | 美術・博物館+ギャラリー