2012年04月04日
お薦め展覧会⇒鈴木五郎×深見冨紗子展
中馬の中継拠点として栄えた三州足助の町並み
中でもビュースポットとして人気が高いのが
漆喰の白壁と黒板壁に挟まれたマンリン小路
このマンリン小路の入り口にあるのが蔵のギャラリーで
オーナーの深見冨紗子さんは屏風一筋
日展をはじめ数々の工芸展で受賞歴をもつ作家としても有名
-屏風が出会う-鈴木五郎×深見冨紗子展
日本を代表する陶芸家として活躍する鈴木五郎さんの器と
深見さんの屏風が蔵のギャラリーでどんな物語を紡ぐか楽しみ
足助と言えば香嵐渓の紅葉が有名だが私は新緑の楓がお奨め
中でもお奨めは4月下旬からゴールデンウイークにかけて
山城の足助城に登って眼下に見る飯盛山の楓
葉桜の頃
一の谷に下りれば川面を流れに逆らって上流に向かっていく
桜の花筏を観ることもできるはず
私は何度もこの眼で見ているが
お天気と風は気まぐれでこればかりは一瞬でワンチャンス
もし観ることができた人は
きっと何かいいことがあるはず
どうぞお出かけを
■会期⇒4月10日(火)~5月9日(水)
■会場⇒蔵のギャラリー
■問合せ⇒蔵のギャラリー☎0565-62-0010
2012年04月04日
お薦め展覧会⇒吉川正道展
常滑の吉川正道さんはこのブログでも度々紹介しているが
いま、最も充実した活動を展開している陶芸家の一人
今回もフロリダ大学のサミエルハーン美術館に
大作がコレクションされるとのことで
「新境地をご覧いただきます」とノリノリ
■会期⇒4月11日(水)~17日(火)
■会場⇒ジェイアール名古屋タカシマヤ10階美術画廊
2012年04月04日
お薦め展覧会⇒県陶磁資料館で西村陽平展
豊田市美術館のエドヒガン群が満開
心なしか淡くなったみたいで樹勢が弱ったのかも
愛知陶磁資料館は
国内最大規模の陶磁博物館
日本の焼き物のルーツと言われる地元の猿投古窯をもちだすまでもなく
愛知から岐阜美濃にかけた地域は日本の焼き物の集積地で
窯場も作家もよりどりみどり
愛知陶磁資料館はこうした焼物王国を代表する
国内最大規模の陶磁博物館で
ここに行けば日本の焼き物の歴史と現在はもとより
世界の焼き物の歴史を学ぶことができるから間違いはない
お薦めは西村陽平展
西村陽平は80年代から90年代にかけてクレイワークとよばれる
現代陶芸の旗手の一人として活躍した作家で私の好きな作家の一人
ところがある時期からアートの表舞台から見えなくなってしまった
理由がわからずに気になっていたとき、NHKの日曜美術館が
陶芸で障害者(表現は不適切かも)に向き合う西村陽平を特集した
私はただ自分が恥ずかしくてしばらく落ち込んでしまった
西村陽平展-西村陽平が出会った子どもたち-を
お薦めする理由はそんな私の感動体験があるからで
是非足を運んでいただきたい
ミュージアムショップもお薦めだが
こちらは土産物屋レベルで
私的にはもう少し「いいもの」を揃えてほしい
会期⇒4月7日(土)-5月27日(日)
主催⇒陶磁資料館・朝日新聞社
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