2012年01月31日

とよたアウトナウ・舞台をかえた表現者たち














幻のアートと物産のコラボ展


昔、作家仲間で「一都市一作家選抜展ができたら面白いよね」と酒の肴にしたことがある。軽い冗談で言ったつもりだったが「作家だけでは面白くない、一緒に土産物を展示したらどうか」「あいつはいい、こいつはダメ」と、みんな言いたい放題。

基準はキャラ(オリジナリティ)が立っているか否かといういい加減なものだが、無責任な話題ほど楽しいものはない。名前は差し障りがあるため伏せるが、下手な展覧会よりも結構いい面子が揃ったから瓢箪から駒。もし実現していれば、アートと物産品がコラボしたユニークな都市対抗選抜戦が見られたのに残念。

問題は地元の豊田で、「和をもって尊としとなす」企業風土が影響しているのか、キャラ(毒素)の立った作家が見当たらず、肩身の狭い(?)思いをしたことを昨日のことのように覚えている。



豊田市美術館でとよたアートナウ


こんな自虐ネタを思い出したのは
とよたアートナウ「舞台をかえた表現者たち」の案内を見て
隔世の感を強くしたからである。







「舞台をかえた表現者たち」は先の農村舞台アートプロジェクトで
有形民俗文化財の農村舞台に新たな生命を与えた作家たちという意味




出品者は次の9人で
キャラは農村舞台アートプロジェクト
リレー個展で折り紙つき









■青山吉博さん(写真)と青山啓子さん(絵画)
写真は小原地区松名町蘆和神社農村舞台リレー個展









■石田真典さん(写真)
写真は国指定の杉本の貞観杉(上)と
旭地区杉本町神明神社農村舞台リレー個展







■市川明徳さん(書)
写真は旭地区榊野町野見神社農村舞台リレー個展







■稲垣陽子さん(造形)
写真は小原地区小原田代町八幡神社農村舞台リレー個展







■加納恒さん(造形)と加納茂登美さん(小原和紙)
写真は小原地区大坂町熊野神社農村舞台リレー個展







■柴田周夫さん(造形)
写真は松平地区六所神社農村舞台リレー個展







■本多晋一郎さん(彫刻)
写真は下山地区小松野町日月神社農村舞台リレー個展




会期と会場は

期間⇒2012年2月7日(火)~12日(日)

会場⇒豊田市美術館市民ギャラリー

問合せ⇒(公財)豊田市文化振興財団文化事業課☎0565-31-8804


  


Posted by かとうさとる at 21:40 | Comments(0) | アートの現在