2012年01月24日

今日は公園デビューの予行演習







BSシネマ~心のビタミン邦画珠玉作~
「かもめ食堂」を見た


主人公はフィンランドで小さな食堂を営む日本女性サチエと
店に集う一風変わった人々との温かい交流を描いたもの







画面は主人公のサチエを演じた小林聡美







画面右ははトリプル主役のミドリを演じた片桐はいり
左はマサコを演じたもたいまさこ

詳しい感想は省くがタレント映画が氾濫するなかで
このキャスティングをした監督(萩上直子)の勇気と良心
監督の起用に応えたトリプル主役の三人に拍手(パチパチ)




今日の本題はこちら
県緑化センターで
公園デビューの予行演習






豊田市の風景について今から100年ほど前
ロンドンで霧の画家として名声を博した
牧野義雄は著書のなかで次のように書いている







牧野義雄「ピカデリー・サーカスの夜景」(豊田市美術館所蔵作品展図録より転載)


「私の生れ故郷は、日本の擧母です
三河地方のそれはそれは小さな山村の村です
それで、あたりの景色はとても美しいのに
擧母を通りかかる旅人にしても草鞋を脱ごうとしません

魅力的な景勝の地にこと欠かない日本では
私の故郷などものの数にも入りません
それでももし仮に
英国か米国に擧母が置かれていると仮定してみましょう
美しい擧母の景色ゆえに、きっと有名になったはずです

何といっても自分の生れ故郷です
それだけで、私は私なりに擧母を誇りに思っております」






雲海のような雪柳と桜のグラデーション(県緑化センターで昨年3月末撮影)


県緑化センターを紹介するのに牧野義雄から入ったのは
足助の香嵐渓や小原の四季桜など魅力的な景観スポットに
こと欠かない豊田市の中で、県緑化センターが牧野義雄が紹介した
「擧母」と同じように過少評価されているのではと
常々感じていたからだが、少し回りくどかったかも







県緑化センターは、県政100年を記念して
市内藤岡地区西中山町に建設された広大な自然公園で
昭和天皇在位50年を記念して建設された昭和の森に続く
ロケーションとスケール感は利用しなければもったいない







蠟梅が見ごろ







木瓜はごらんのようにまだ真珠の玉のよう

公園デビューはまだまだ先
やることをしなければ



  


Posted by かとうさとる at 03:09 | Comments(0) | らくがき帖