2011年10月24日

農村舞台アートプロジェクトの展開(3)






山田まさ子さんという聖女がいた


農村舞台アートプロジェクト委員会
作家を交えての反省会
今日(23日)はスタンプラリーの表彰式も終え
対外的な予定はこれでひとまず幕引き

次は報告書の作成だが正直に白状すれば
今は達成感よりも徒労感で身体が重い





左は農村舞台アートプロジェクトで
時瀬の民話を書で読み聞かせた物部浩子さん

問題?は右から二人目の山田まさ子さんという女性。名古屋で「河童塾」という劇団を主宰している私の弟の古くからの友人で随筆家と紹介されたが、現在は震災の関係で東京から高知に避難しているとのこと。

ふと童女のような不思議なたたずまいを想い出しネットで
まさ子の旅日記-旅とうつ病の話-と綴られたエッセイを一読
「聖女だ!」と絶句してしまった。
(徒労感などと泣き言を言った自分が恥ずかしい)

もし世界で最も短い自分史文学大賞があればイチオシの
衝撃のプロフィール(壮絶な生い立ちを笑い飛ばす自虐力に拍手!)
最新の「コンカツする生活保護」は抱絶絶倒!
こんな優しい観察者(エッセイスト)を見たことがない
私では説明不可のため興味のある方は山田まさ子で検索を!



余談に逸れたが
今回のアートプロジェクトで一番の財産は
各舞台に備えられた芳名録や
スタンプラリーに寄せられたメッセージ


推定でざっと800人近いメッセージが寄せられたが
このメッセージは資料として報告書に全文掲載する予定。


参考までに
スタンプラリーのメッセージを抜粋






市内の広い範囲を巡り農山村の日常に触れ得た事は新鮮に感ぜられた。また、神社(舞台)の所在に迷った時など、地元の人々に尋ねたり、話を聞いたりしたが、幸いにも全ての方々が親切に対応していただいたのは幸運であり、大変うれしかった。展示物(アート等)は新しいアイデア等目から「ウロコ」の落ちる思いで驚きでした。久しぶりに私としては長キョリ運転(約400㎞)しましたので、心地よい疲れと共に思い出となりました。

それぞれの神社での歴史や風景を楽しむことができました。地元の方々がこれまで残してきた風情をこれからもずっと残していただきたいと感じました。次回があるなら是非ストーリーテリングやライブなどもっと体験してみたいなと思いました。MAPにあるポイントがわかりづらく、たどり着くまですごく不安な所がありました。普通足を踏み入れることがない場所なのですごく冒険した気分になりました。

山村地合併した豊田市広くて大きかった。テレビ、映画のない時代に村民が娯楽と農村舞台にかけた思いがひしひしと感じられた。空気がおいしく花がきれいで地域の人達との交流も出来大変うれしかった。写真をいっぱいとりました。

表示が非常に分かりにくかったので、次回は分かりやすい表示をお願いします。参加して、勉強になり面白かったです。

看板が分かりにくく、ない所もあり、少し迷ってしまいました。もう少し分かりやすい表示をお願いします。

とても楽しく巡ることができ、昨年の愛知トリエンナーレを想い出しました。(それを越えている!)アーティストとのふれあいもあり、定期的に開催されると嬉しいですね!

このたび農村舞台アートプロジェクト観光プロモーション事業として、素晴らしい企画がされ、参加する機会を得て感謝しています。私共(二人)は、スタンプラリー29舞台はもとより、農村舞台全78箇所全部を廻ることにしました。好天4日間をかけて目的を達成しました。
(感想)
1 ほとんどの舞台が社殿と向き合う形で設置されている
2 平坦地にはほとんどなく山中の高い場所にある
3 雨漏れ対策はされているが、舞台は修理を必要と思われる状態にある
4 貴重な舞台であるので、文化的建造物として、修理維持を望みます

スタンプラリーに参加して多くの人と出会うことができました。舞台、アートもどれも心に残る物で次回もあればなーと思います。ラリー参加中に地元の人と昔(舞台)の事もいっぱい伺う事ができました。地図がありましたが、案内板が小さかったり、無くわかりにくい所があった。

文化の伝承、農山村と都市の住民交流、伝統芸能やアートや舞台など…とてもすばらしい事業だと思いました。おかげで、豊田市内をいろいろ巡ることができ、郷土の素晴らしさを認識する機会となりました。この事業に携われた皆様に感謝です。ありがとうございました。

どうして山村に舞台が集中しているのか、どんな演目、どんな人が演じたのか。旅興行も来たのであろうとか、集客はあったのか、山村地域以外にはどんな娯楽があったのか?こんな疑問を持って楽しくスタンプラリーができました。寄井座公演とオペラ蝶々夫人が重なって残念でした。個展では作家さんと話もさせていただきました。このような催が続けられることを希望します。

農村舞台を大変興味をもって回ることが出来ました。スタンプラリーによって多くの驚きや発見をすることができました。アーティストの方や村の住人の方などお話もすることができ、楽しいスタンプラリーをしました。完全制覇した満足感もありました。とにかく楽しかったです。

  


Posted by かとうさとる at 01:20 | Comments(0) | 農村舞台