2011年02月07日

変異した無党派層に拍手



最大の勝利者は
失敗学に学んだ民意






水仙が笑っている



今朝のニュースは愛知の知事選、名古屋市長選、同市議会の解散の是非を問うトリプル選挙の結果でもちきり。山で道に迷ったら元来た道に戻れ、という格言があるそうだが、民主党はもう一度政権交代の原点に戻って出直してほしい。

一部のメディアや識者は訳知り顔で大衆迎合の劇場型選挙と眉をひそめているようだが、愛知の反乱は小泉劇場型選挙と明らかに違う。地域政党の圧勝は無党派層が変異した結果で、変異を決定的にしたのは名古屋市長選で民主党と自民党が手を組んだ禁じ手にあることは明白。

新聞の取材記事によると、市長選で敗れた石田陣営の幹部は「民主支持層って何?もともと民主を支持してきたのは無党派層なんだ。郵政改革のときも、政権交代のときも、そのときどきであっちに行ったり、こっちに行ったりするだけなんだ」と吐き捨てたそうだ。貧すれば鈍すというが、こんなにも簡単に馬脚を現されると情けなくて涙が出てくる。

今回の結果は、民意を読み誤った既成政党と市議団が自滅しただけで、河村さんが勝ったのでも大村さんが勝ったのでもない。そういう意味で最大の勝利者は失敗学に学んだ民意で、変異した無党派層に拍手。



個展の案内を投函した帰路
秘密基地で目の保養







巣があるのか
じっとして動こうとしない白鳥





  


Posted by かとうさとる at 22:16 | Comments(0) | らくがき帖